さくら豆知識

No.1


1.日本の代表的な桜は?(ソメイヨシノの見分け方上級編)        

 
 
「日本の代表的な桜ってなあに」の問いに、「ソメイヨシノ」と答えると、「半分正解、半分まちがい」なのだそうです。野生の「エドヒガン」と「オオシマザクラ」から生まれた園芸種だからだそうです(3/15朝日新聞夕刊より)。
  でもみんなに親しまれた「ソメイヨシノ」ってどんなさくらなのでしょうか。「オオシマザクラ」に似て、「ソメイヨシノ」の木肌は暗い灰色です。濃い褐色の横すじがゴツゴツして短くきれぎれにつながっています(オオシマザクラの横すじは細く短い)。そして葉が出る前に開花します。花は淡紅色で、直径約4cmです。同じように、木肌に横すじのある「ヤマザクラ」は「ソメイヨシノ」よりそれがやや長い感じです。花は淡紅色で、直径は、2.5-3.5cmです。「ソメイヨシノ」より開花が遅くなります。「ヤマザクラ」も「オオシマザクラ」も、ともに葉が出ると同時に開花します(そこがソメイヨシノとの違いです)。「ソメイヨシノ」の老木は、地上付近の木肌が「かさぶた」のようになって、横すじが見えないことがあります。そのときは、樹の上のほうを観察してください。横すじが見えるはずです。さくらの花の花柄(枝から花びらに伸びる茎)は1−4cmありますが、ちなみに「ウメ」(木肌に縦すじ)の花や、「モモ」(木肌に横すじ)の花の花柄はほとんどありません。はやくさくらの花が咲くのをみたいですね。

ソメイヨシノの見分け方へ…


ヤマザクラの横すじ


ソメイヨシノの横すじ