一般社団法人日本気象予報士会北陸支部

一般社団法人日本気象予報士会北陸支部は、
富山県・石川県・福井県を主な活動範囲とする地方支部です。

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2017年度の活動記録詳細

北陸支部第68回例会

名称一般社団法人日本気象予報士会北陸支部第68回例会
日時平成29年12月09日(土) 13:00-17:00
場所金沢市中央公民館彦三館 視聴覚室
(石川県金沢市彦三町1丁目15番5号)
出席者 富山県・・・8名
石川県・・・8名
その他・・・福岡、京都、山形より各1名
   以上、19名

内容

1.開場・受付 13:00-13:10
2.自己紹介・近況報告 13:10-13:30
3.例会話題提供

時間:13:30-16:50

(1)前川 清さん(京都府)
 「糸魚川大火について」
2016年12月22日に発生した糸魚川での大火について当時の気象状況を交えて解説した。当地では姫川だしという強い南風が吹き、 フェーン現象が起きており火事の発生原因のひとつと考えられる。このほか、過去の大火発生地域は日本海側や北海道が多いこと、 三大悪風(清川だし、肱川あらし、広戸風)について紹介した。
(2)長谷川 健さん
 「ドバイで見た天気予報石」
今年5月に訪れたドバイで見た天気予報石は、こぶし二つ分ぐらいの大きさの石が糸で吊るされたもので石の状態からお天気情報を 伝えるものであった。当地では昔から利用していた!?
(3)祐川 淑孝さん(金沢地方気象台長)
「地域における気象防災業務のあり方検討会の報告」
気象庁は今まで正確な気象情報の発表に専念してきたが、「災害時に避難につながらない情報に意味があるのか」、 「どうせ気象情報は外れるんじゃないの」などの声を反映して、これからは地域一体となって防災の情報を出し、防災対応力のレベルを 上げることに軸足を置く。
(4)私市 喜八郎さん
 「今年、北陸地方に影響を及ぼした気象現象について」
今年、市民生活に影響を与えた気象現象として、高浜原発大型クレーン倒壊、北陸地方の7/1の大雨、8月の天候不順、 超大型台風21号などを振り返りました。
(5)山下 幸信さん
「雪の降り方、標高差だけでない」
11/24から山頂に雪が見え始めた白山の写真をもとに当時の気象情報と照らし合わせて雪の降り方について紹介しました。
(6)永田 健太郎さん(福岡県)
「西部支部での大雨防災ワークショップでの取り組み」
西部支部での大雨防災ワークショップQプロの活動を紹介しました。ワークショップの盛り上げ方などノウハウを伝授してもらいました。
(7)井上陽子さん
「BP活動についてと講座を上手に聞かせるポイント」「出前講座の講師養成について意見交換」
11/21に実施した気象出前講座「大雨に備えて」の内容紹介と、実施する地域で起こりそうな災害を想定して話すと よく聞いてもらえるなどアドバイスがありました。
4.業務連絡

・三支部合同例会の企画について
・次回は1月末頃に福井県で第69回例会を開催の予定(詳細未定)。

5.懇親会 17:30〜20:00

場所:能加万菜 郷(のうかばんざい きょう)  金沢市本町2丁目4-30 金沢ビル 
参加人数: 18名

(報告:吉田会員)

金沢地方気象台「お天気フェア2017金沢」協力報告

平成29年8月5日(土)に金沢地方気象台で開催された「お天気フェア2017金沢」に、 北陸支部の会員有志が協力しましたので、ご報告致します。

お天気フェア協力概要
行事名お天気フェア2017in金沢
日時2017年8月5日(土)9:00-15:00
場所気象庁 金沢地方気象台(石川県金沢市西念3-4-1 金沢駅西合同庁舎)
協力者 富山県・・・松島
石川県・・・北村 岡田 花田 吉田  
 以上、5名(順不同、敬称略)
内容

金沢34.9℃の暑さのなか、来場者350名を数え、昨年より盛況でした。

出し物は合同庁舎8階の現業室見学、パネル展示、誕生日天気図プレゼント、 6階会議室での気象実験や気象測器展示、DVD上映、などがありましたが、 気象予報士は8階の誕生日天気図の解説や、6階の気象実験(暖かい空気の上昇実験)を担当しました。


また日本赤十字社との共催により、応急手当や外科手術、無線などの体験コーナーがありました。


以上、気象予報士の協力に格別のご配慮(昼食の弁当を含む)を下さった 金沢地方気象台の関係各位に、この場を借りて深く御礼申し上げます。


なおこの事業には一般財団法人日本気象協会の公益目的支出から 活動資金の助成を受けています。記して謝意を表します。

(報告:吉田会員)

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富山地方気象台「気象台へ行こう!」協力報告

平成29年7月27日(木)に富山地方気象台で開催された科学教室「気象台へ行こう!」に、 北陸支部の会員有志が協力しましたので、ご報告致します。

お天気フェア協力概要
行事名科学教室「気象台へ行こう!」
日時2017年7月27日(木) 午前の部:9:30-11:30、午後の部:13:30-15:30
場所気象庁 富山地方気象台 (富山県富山市石坂2415)
協力者 富山県・・・四十谷、井上、宮崎、松島
石川県・・・北村、松下
 以上、6名(順不同、敬称略)
内容:

予報士かでは熱気球の実験、および減圧実験(容器内の空気を抜いてマシュマロを膨らませる。)を担当しました。当日は、保護者を含め午前63名、午後52名、計115名の参加で、予報士会担当の部門もアンケートでは好評でした。

以上、気象予報士の協力に格別のご配慮(昼食の弁当を含めて)を下さった 富山地方気象台の関係各位に、この場を借りて深く御礼申し上げます。

なお、この事業には一般財団法人日本気象協会の公益目的支出から 活動資金の助成を受けています。記して謝意を表します。

(報告:松島会員)

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福井地方気象台「お天気博士になろう」協力報告

平成29年7月23日(日)に福井児童科学館で開催された「お天気博士になろう」に、 北陸支部の会員有志が協力しましたので、ご報告致します。

お天気フェア協力概要
行事名「お天気博士になろう」
日時2017年7月23日 午前10:00〜11:30、午後13:30〜15:00
場所福井児童科学館(福井県坂井市春江町東太郎丸3−1
協力者 石川県・・・北村、松下、岡田
富山県・・・西島
 以上、4名(順不同、敬称略)
内容

参加者は小学生以上(予約制で各回30人。当日までに定員に達しました)

実験 ・雨粒モニター ・液状化、計測震度計 ・気象観測測器展示 ・竜巻発生装置 ・竜巻(ペットボトル) ・しゅぽしゅぽ君

雨粒モニターは、下から吹き出る空気の上に水滴を落とし、水滴の形を見る実験を行いました。液状化実験は、実際に水を含んだ泥を振動させ、ミニチュアの装置で液状化現象を見ました。「しゅぽしゅぽ君」は、水を少し入れたペットボトルを手動で加圧し、ふたを開けて一気に減圧させて、雲(白い水蒸気)を発生させました。竜巻(ペットボトル)は、水をいれたペットボトルに回転を与え、渦を観察しました。 実験ごとに予報士会会員と福井地方気象台職員が協力し解説。子どもたちは「竜巻ってどうやってできるの?」「雨や気温はどうやって測っているの?」と興味津々に原理を学んでいました。

以上、気象予報士の協力に格別のご配慮(昼食の弁当を含む)を下さった 福井地方気象台の関係各位に、この場を借りて深く御礼申し上げます。

なおこの事業には一般財団法人日本気象協会の公益目的支出から 活動資金の助成を受けています。記して謝意を表します。

(報告:嶋本会員)

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北陸支部第66回例会

内容

1.散策(環水公園、冨岩運河)
散策には不適な高温多湿な気候のもと、気象台までを環水公園を経由して 約1kmの道のりを会話を楽しみながら散策。 また、途中のスターバックスコーヒーはまさにオアシスであった。
2.開会・自己紹介
3.話題提供
(1)松島真二郎さん
「社員総会(石井賞受賞)報告」
社員総会にて北陸支部の活動に対して石井賞を受賞したこと、ポスター発表で3位を受賞したことなど、いくつかのトピックを報告。
(2)奥之山正さん
「七夕と北陸地方の天気」
七夕にまつわる伝説、天体についてのおおくくりの話と、七夕当日の北陸の晴天率や天気図パターンを発表。   
4.講演
@「気象レーダーについて」 富山地方気象台 台長 飯田 和彦 様
気象レーダーについて基礎から最新の気象レーダー技術、課題などを写真や図、パンフレット、動画などを用いてわかりやすく解説。 
    
A「防災気象情報の改善について」富山地方気象台 観測予報管理官 由比 栄造 様
大雨時における土壌水分量や流域内雨量等を加味した最新の防災気象情報について写真や図、パンフレットなどを用いてわかりやすく解説。
 
5.今後の予定

 秋頃に金沢で第68回例会を開催の予定(詳細未定)。

参加者集合写真

参加者集合写真(写真提供:松島会員)

6.懇親会 18:00〜20:00

場所: 連山岩くら
参加人数: 15名
地上15階の見晴らしのよいロケーションを貸し切り状態で台長を囲み楽しく、美味しいお酒と日本料理に舌鼓。 その後、一部有志は二次会にて更に親睦を深めた。

(報告:奥之山会員)

北陸支部第65回例会、北陸支部第12回支部定期総会

内容

1.北陸支部第12回支部定期総会

時間:13:15-14:10
出席者14名、委任状10名

  1. 第1号議案 北陸支部第11期活動報告
  2. 第2号議案 北陸支部第11期決算報告および会計監査報告
  3. 第3号議案 北陸支部第12期活動計画
  4. 第4号議案 北陸支部第12期予算案

第1-4号議案はすべて原案どおり承認されました。

  1. 第5号議案 北陸支部第12期役員選出
  • 支部長   : 松島真二郎
  • 副支部長  : 奥之山正(富山県)、吉田勇太(石川県)、嶋本祥之(福井県)
  • 支部会計  : 渡会三千代
  • 支部会計監事: 杉村佳昭

以上の各氏が選出されました。

参加者集合写真

参加者集合写真(写真提供:佐藤会員)

2.例会話題提供

時間:14:45-16:50
出席者14名

(1)藤田一さん
「データは正しく使いましょう」
ある機関誌に載った謝ったデータ利用の例をあげて、データの使い方についての考察。 気象庁が提供するデータについて、一番大きな数値を選り好みして、論を進める。 地震や降水などよりインパクトを与えるような表現がとられることで、 正確なデータが歪められてしまう、ということが起こりうる。 受けとる側はこういうことを頭の隅において、記事を読み取る必要がある。
(2)佐藤理さん
「能登半島を巡る・・・」
能登半島を巡る経路、宝達山、宝達川、邑知潟断層帯、千里浜、能登外浦の海岸線等… とくに天井川である宝達川については、突っ込み不足の感あり。  天井川は自然に形成されることはなく、人工的なものである。平野部の開発が進み、 堤防によって河道が固定化されることによって川面が上昇していく。 自然にまかせれば、より低いところを選んで河道が変化していくはず…。
(3)佐藤理さん
「不動産価格についての考察」
個人的な直近の経験から、自分の住む地域の不動産価格についての考察。 加賀北部にある河北潟、その周辺は、水没のリスクがあるため、坪単価が低めとなる。 不動産を扱う業者がその辺をよく理解していないことが多く、 新たに開発された宅地が基準となってしまい、 比較的安全な土地でも宅地公示価格が低めとなってしまう場合がある。 旧町名や昔の地名などに、より安心な土地を選ぶヒントがある。
3.今後の予定

7月8日に富山県で第66回例会を開催の予定(詳細未定)。

4.懇親会 17:30〜20:00

場所: 居酒屋「能加万菜 郷」
参加人数: 13名

(報告:佐藤会員)

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