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第50回波浪研究会

1.日時:令和3年2月6日(土)

2.場所:Zoomによるリモート方式

3.参加:合計17名(男性13名,女性4名)(初参加者5名)

4.勉強会概要

(1)講義 波浪の計算方法

(2)波浪推定演習 2021年2月6日〜7日の大洗の波の推定

(3)解答の計算事例と解説

5.配布資料の内容

(1)波浪予報勉強会資料

(2)天気図と課題(pdf)

(3)解答計算例と解説

6.感想

(1)参加者Aさん

zoomを使って,波浪の算定の計算方法について 講師Aから説明がありました。

波浪については初参加で,全く何も知識がありませんでしたが, 説明が具体的で,とてもわかりやすく, この時点では計算できるのではないか,と思っていました。

引き続いて1時間の実習となりました。

実際にやってみると,風場の取り方や曲率半径の測り方など, 判断に悩む場面も多く,難しさを感じました。

ただ,一方で,その前の講義のお陰で, 作業手順自体はスムーズに理解できました。

その後,講師の方の解説がありました。

実習では個々の作業に夢中になっていましたが, 実際には全体の天気の流れを踏まえて推定が行われていることが よくイメージできました。

最後に,講師Bから数値モデルの結果についての講義がありました。

特に,スペクトル毎の分析において, それぞれの成分について理由と共に,数値計算の結果が 解説されていた点が印象深かったです。

全体的に初めてでも付いていくことができ, またチャレンジしたいと思う実習でした。

途中,僅かでしたが,大洗での実習の様子も紹介されていて いずれまた参加したいと感じました。

(2)参加者Bさん

Zoomで全国津々浦々の17名が参加しました。

まず,講師Aから波浪予報の説明があり,その後1時間ほどの実習に移りました。

波浪予報の例題が豊富で計算やグラフの見方について効率的に学ぶことができました。

しかし,ここで学んだ知識を実際に天気図で活用する難しさを感じました。

風場を取ることに難航し,計算もテキストを見返しながら取り組みました。

実習の後,読み取りミスや場の取り方のミスが響いて解説とは程遠い値になってし まったので,今後も勉強を続けなくてはならないと感じました。

次に,講師Bから数値モデルの解説がありました。

気象庁で,波浪について様々な解析方法があり,細かく解析されていることを知り とても勉強になりました。

今回現地で観測することはできませんでしたが,私は遠方の北海道から比較的専攻 に近い波浪の予報について学ぶことができ,有意義な休日でした。

研究で年に2回ほど海洋観測するので,本日のテキストを船に持ち込み予報にチャレ ンジしてみようと思いました。

7.その他

予定していたライセンスがトラブルで使えなかった。

そこで、時間制限のある無料のライセンスをリレーして、参加者のライセンスに移り、 今回の会議を開催できた。

ライセンス提供者に感謝です。

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