第131回例会
日時:2022年12月17日(土)13:30〜17:00
場所:広島市西区民文化センター 小会議室2 + Zoom
参加者:13名(広島県支部10名[うちZoom5名]、他支部2名[Zoom]、広島地方気象台1名[Zoom])

内容:
1. 事務連絡

2. 依頼講演(岡山支部 廣幡会員)
テーマ「気象データの農業利用〜WXBC農業Copより〜」
・気象データを用いた作物育成予測モデルの挑戦
・シーズ側とニーズ側を仲介する人材の重要性
・局地気象の課題
廣幡農園は作物(大かぶ等)の育成予測モデルにチャレンジされており、農園での取り組みの紹介があった。
               
3. 話題提供
(1) 防災の日イベント講演会(鯉城P)報告(土井岡会員)
・台風とは何か
・台風の影響、注意点
・広島の気象災害について
講演会に参加した方々にキキクルやハザードマップなど防災上役立つ情報を紹介し、防災に興味を持ってもらうよう工夫した。ハザードマップ等の認知度が低いと感じたため、一般の方にも周知する必要がある旨の報告あった。

(2) 広島の冬の気象データで遊ぼう(堀本会員)
・広島市などの気象データをPythonを使って分析・可視化
・冬の気候の特徴が、実際のデータにどのように現れるか確認
長崎県福江や大阪など、東西2点間の気温をもとに広島の1月の気温を予測する等、遊び心満載の報告であった。また、Pythonコード等、技術面も紹介があった。

(3) 万葉集第一巻第十五番歌における「豊旗雲」をめぐる諸問題(三上会員)
・気象学と万葉学それぞれの立場から「豊旗雲」の考察
この雲は上層雲説や中下層雲説など諸説あり、気象学の観点から読み解くと縦方向に伸びる旗状の雲である可能性との紹介があった。太陽柱などの可能性もあり、気象学の観点から貢献できる要素があるかも知れないとのこと。

4. 天気図検討会
翌12月18日の天気を予想するため、各種天気図の解析を行った。
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