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Last Updated:2000-9/03,9/09
平成12年度第1回気象予報士試験問題解答予想及び検討
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実技1試験解答
(筆者の独断と偏見と断片的知識での予想です。正解を保証するもの
ではありません。)
問1
(1)A:太平洋、B:背の高い、C:赤道、D:高緯度
(2)Yの気柱の平均気温が、Xよりも小さいため、従って
密度が小さく層厚が小さくなり、高度が低くなる。
300-850hPa間の気柱の重量は同じであるが、850hPaと
地表の間は、Yの方が背が高くこのため、地上気圧が
Yの方が高くなっている。
この問題は、易しいように見えても、難しいです。
いろいろ考え出すと、結構時間を消費してしまいます。
Y地点での気柱高度と地上気圧の両者についての解答が求められています。
問2
(1)A:大きい、B:対流不安定、C:対流雲
(2)低気圧の東進に伴い、南西風がW領域に継続的に
吹き込む。この南西風は、図6の海水面温度25度
の線が九州から四国に向かってはいりこんでいる
海上を吹走し海水面から水蒸気の補給を受けるため。
問3 Lから東北東に閉塞前線を150Eまで画き、
そこで、更に温暖前線を1000km,ていどのばす。
また、寒冷前線をその点から図8の本州を横断する
湿数域に沿わせ、西日本においては、停滞前線とし、
揚子江付近までのばす。
問題文を見たとき、この問題は、停滞前線を描くことまでをも
要求しているのか否か分かりません。
私は、ためらわず描きました。
問4
(1)揚子江方面から九州地方にかけて強い湿潤域があり、
東進すると予想される。このため、九州地方の大雨は
依然として、断続的に継続すると予想される。
(2)活発な対流性の雲が次々流れてくるため、
九州地方は、断続的な降雨が予想される。
(3)A:断続的に大雨が降る
B:河川の増水や地盤が緩くなっているおそれがあります。
C:洪水、山崩れ、崖崩れに注意して下さい。
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佐藤 元
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