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以下、正解を保証するものではありません。
Last Updated:2002-9/3,11/30,2003-5/07
平成14年度第1回(平成14年8月実施)気象予報士試験、解答予想及び検討
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学科試験解答(予想です)
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(正解は、支援センター等の解答を見てください。)
一般学科
問題..解答予想 検討
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1......1 上層大気についての良くある問題。太陽光線の組成、そして地球大気の何によって吸収されるか。
2......2 上層大気についての良くある問題。上層大気の平均温度分布。参考書で確認しておいてください。
3......5 < href=rr56.htm>「移流」は、気象の中で最も大事な概念です。基礎的理解が必要です。
4......2 (c)温帯低気圧の発達に水蒸気が必要か否かが問題となりますが、
この問題は、南北気圧傾度による大気の力学の問題と考えると良いでしょう。
5......2 台風の典型的な問題です。
6......4 コリオリ力は風向に直角です。従って摩擦力に常に直角です!
その他の選択肢が正しいか否かは検討の必要があるでしょうが、4はありえないのです。
7......2 大気は飽和しているか、乾燥しているかを考えること。もちろん乾燥大気です。
8......3 (ア)の部分は上昇流が無いと想像します。あれば、もっと雲が発達するはずです。
(ウ)は、昇華も考えられます。
9......3 地球規模の熱の移動は、海流の影響が大きいといわれています。
大気の流動を考える上での非常に大事な問題です。
10.....2 レイリー散乱・ミー散乱及び虹の水滴内における光の屈折に関する典型的な問題です。
11.....3 地球温暖化に寄与する物質は何か。環境問題としても考えましょう。
気象とは直接関係ありませんが、炭素サイクルとか、排出権取引とか、あります。
12.....5 (c)この問題は適切な問題とはいえません。業務として予想を公表する場合は
許可を必要としますが、この問題では、ウェザーキャスターの仕事の役割が
定義されないまま使われています。問題として不適切な表現です。
13.....? 5の届けの問題は、罰金刑で無く、過料です。
5が罰則に該当するか否か問題ですが、「行政上の秩序罰」と言われるもの
だろうと思います。出題者は、過料を罰則とは考えなかったかも知れません。
14.....5 警報に関して、(C)が正しいか否か分かりませんでしたが、、、。正しい、に賭けました。
15.....4 災害対策基本法等防災3法について、その基本的な仕組や各種計画の立案主体を承知しておきましょう。
なお、(a)の箇所の問題表現「(a)において」は、一瞬「国が行う」のかと錯覚しそうです。
問題文をよく読まないといけません。さもないと、正解がなくなります。
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(正解は、支援センター等の解答を見てください。)
専門学科
問題..解答予想と検討
# #
1......5 (b)「ほとんどの」と言う表現が気にいらないのです。
「全ての」だと思っていたのですが、、、。誤答にするかどうか迷いましたが、
中には降水量を観測していないところもあるかも知れないから、イチかバチか正答としました。
要するにこの類の設問は問題とすべき問題ではないのです。気象の本質には何も関係ないのです。
2......4 (c)は、可視光線の波長のほうが赤外線に比較して、きめ細かい、と考えればよいでしょう。
(d) は、必ずしも下層だけとは、限らないと思います。
もし、中上層に水蒸気があった場合は、これが観測されるハズです。
3......2 中小規模の擾乱とはどれ位のサイズかハッキリしませんが、
総観規模サイズ(3000km程度)でも2週間先の予測は出来ません。
4......1 第一推定値とはどんなもので、如何にして作られ、いかにして修正されるかを承知しておく必要があります。
(b)重力波ノイズと言うものの正体が良く分かりませんが、観測値に含まれているハズは無いのです。
数値計算の過程で、重力波を表現する解が出てきて、これが求めるべき大気の運動に悪影響を
与えるのではないかと想像します。
5......5 (a)数値予報モデルには地形が組み込まれて(シグマ座標系)いるので、その地点の海面気圧を
求めるには、高度補正する必要があります。
6......4 プリミティブ方程式系における物理過程を復習しておきましょう。
7......5 対流不安定の典型的な問題です。
(b)上層、下層の温位を比較して、下層の方が高ければ、不安定です。
「温度」だけでは比較できないので、温位で比較します。
8......3 (b)の「低気圧性シアー」とは何を意味しているのか分かりませんが、前線が存在する付近は、
低気圧が存在しているであろうから、全体的に低気圧性循環であるべきです。
(c)遷移層において、その下層は低温大気、上層は高温大気であろうから「安定」と考えるべきです。
9......2 メソγ程度以下の微小擾乱には、コリオリ力を感じる余裕が無いと考えられます。
10.....3 KLM, NRNがどのように作られたか、その用途、特徴を確認しておいて下さい。
11.....5 レーダーアメダス解析雨量関連の問題は、話題が大体限られています。
過去問題をおさらいしておくと大体間に合うでしょう。
12.....2 予報精度の評価に関する問題です。問題の範囲・話題は限られています。
評価方法の特徴や、分割表を用いての値の算出方法に慣れておきましょう。
13.....4 (d) については、分からないのですが、3時間先以上についても警報を出すのではないか
と思っていました。
14.....5 気象災害に関するごく常識的な問題です。
15.....5 平年値の問題ですが、(b)の実務が分かりません。
(正解は、支援センター等の解答を見てください。)
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実技1試験解答予想と検討
(一部分のみ検討します)
問1
(1)
(2)3種の状態曲線から、それぞれ大気の状態が、
飽和、一部飽和と逆転層、乾燥 であることが見て取れます。
(3)
問2
(1) 等高度線と等温度線とが交差していると、「温度移流」が生じます。
(2) 気圧の谷の軸の傾き低気圧を中心としての寒気、暖気の入り込み、
トラフ進行前面における上昇流を確認しましょう。
(3) 700hPaの湿数に着目すると、よさそうです。
問3 局地的な気象状況を問う問題ですね。
(1)
(2) 上の図だけで、前線を引くには勇気がいりますが、(1)のBの
問題文が、前線の位置を教えてくれています。
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実技2試験解答予想と検討(準備中)
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問1
問2
(1)
(2)
問3
(1)
(2)
(3)
(4)
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