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平成11年度第1回気象予報士試験問題解答予想及び検討結果
検討結果は[青字]で示します。
学科・実技の解答例及び[検討結果学科一般]
学科・実技の解答例及び[検討結果学科専門]
学科・実技の解答例及び[検討結果実技1]
学科・実技の解答例及び[検討結果実技2]
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学科試験解答(予想です)
一般学科
問題..解答
1......1
2......2
3......4
4......5
5......4
6......3
7......5
8......5
9......4?(<--4ではなく、2の様です)
10....3
11....3
12....1
13....4
14....3
15....1
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専門学科
問題..解答
1......3
2......1
3......2
4......4
5......1
6......1
7......5
8......5
9......4
10....3
11....2
12....3
13....4
14....3
15....3
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実技1試験解答(予想です)
問1
雲域A:(雲形)@
(理由)
可視画像で灰色、赤外画像で黒色に写っていること、及びSSIも
6と大きく、安定状態の大気であること。
(成因)
大陸の低気圧へ吹き込む相対的に高温・湿潤な大気が、相対的に低
温な海水面に接して生成したものである。
雲域B:(雲形)D
(理由)
可視画像で白い部分がかなりあり赤外画像でやや灰色に写っている
こと、一部地域に強い上昇流が存在すること。
(成因)
上層の気圧の谷の東の地域においてこれから発達しようとする低気
圧の北縁で、上昇流により厚い雲となった。
雲域C:(雲形)C
(理由)
可視画像、赤外画像とも白い部分が顕著に写っていること、SSI
も3以下で大気は不安定状態であること。
(成因)
東シナ海の低気圧に向かって吹き込む南よりの暖湿大気が、低気圧
中心付近で収束し、強い上昇流となった。
問2
23日09時 23日21時
風向(8方位) 南西 北西
風速(ノット) 20 20
波の高さ(0.5m単位) 3.0 2.0
波の進行方向(8方位) 北西 南東
問3
(1)A
(理由)
22日21時に、九州の南東側から強い湿潤大気の流入が予想され
ていることと同時に、強い上昇流が予想されていること。さらに、
前12時間降水量が+91mmと23日09時の天気図に予想され
ていることによる。
(2)
九州の南西海上には低気圧があって東へ進んでいます。このため、
今夜半から明日明け方にかけて、九州南部では大雨となる恐れがあ
りますので、今後の気象情報にご注意下さい。また前線の通過に伴
い、海上は風波が強くなりますので船舶は厳重な注意が必要です。
問4@c Ac Bd Cc Dc Ec Fa Ga Ha Ib
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実技2試験解答(予想です)
問1
(1)
図示する代わりに、強風軸を通る(緯度,傾度)を示します:
北側の強風軸:(52N,128E)(44n,120E)(38N,126E)(36N,140E)
南側の強風軸:(33N,117E)(32N,130E)(33N,140E)
(2)
@勃海の低気圧
300hPa面の強風軸との位置関係
当該低気圧は、北側の強風軸と南側の強風軸の間にある。..
500hPa面高度場との対応
当該低気圧は、500hPaの気圧の谷の中心付近の真下にある。
850hPa面温度場との対応
当該低気圧は、その進行後面が寒気移流の場にある。......
(衰弱)過程にある
A台湾付近の低気圧
300hPa面の強風軸との位置関係
当該低気圧は、南側の強風軸の南側にある。........
500hPa面高度場との対応
当該低気圧は、500hPaの気圧の谷の進行前面にある。.
850hPa面温度場との対応
当該低気圧は、その進行前面が暖気移流の場にある。....
(発達)過程にある
問2(1)
@
当該領域は、低気圧及び温暖前線の進行前面に位置する。.....
A
九州から南西諸島にかけて、寒冷前線の進行後面に位置する。...
(2)
@
当該領域は、寒冷前線進行後面の下降気流域の場である。.....
A
当該領域は、寒冷前線進行後面の寒気移流の場である。......
問3
(1)
主低気圧の後面寒気場内の中規模の寒冷低気圧によるものと考えら
れる。
(2)
レーダーエコーは、ほぼ南北の帯状になっていて、対流性の局地的
に強い降水が見られる。
(3)
短時間強雨、局地的大雨、突風、落雷
問4
(1)霞ヶ浦の南東付近から東京湾奥を通り、三浦半島の付け根
付近にかけて緩い弧状のシヤーラインをひきました。
(2)
@南 A高い B北東 C東北東 D南南東
E南 F暖気 G989 H946
(3)
位置関係
顕著な降水域は、シヤーライン付近の南側に位置している。
理由
房総半島の南東海上からの相対的に高温・湿潤な大気が、関東平野
を覆っている寒冷な大気層にぶつかり収束し、強制上昇し、局地的
な降水となったためである。
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佐藤 元
電話:044−811−2628
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E-mail:satoh@ny.airnet.ne.jp