2003年の記録

1月例会


日時:1月25日(土)14:00〜17:00
場所:福岡管区気象台、他
出席者:10名(福岡5、長崎3,佐賀1,熊本1)
翌日に予報士試験を控えた方も参加されました。

1.「気象台見学」
高層気象観測用気球の打ち上げ、地震、火山、レーダー、予報業務など見学しました。

2.「気象分析」:清水さん
衛星画像、地上天気図、300、500、700、850hPa高層天気図の実況・予想資料から
翌日の天気を「くもり昼前から雨。雨は明後日まで続く。最低気温9〜10℃、最高気温15℃」と予想。
結果は雨、翌日まで降り続けました、最低5.6℃、最高10.8℃(福岡)でした。

3.「梅雨前線に伴う大雨はどう理解されているか?梅雨前線研究レビュー」:金崎さん
メソ気象学の概要について梅雨前線近傍の現象に関する研究を例に紹介していただきました。

4.「大学入試センター試験「地学」気象領域の紹介」:家永さん
南半球の問題が出題されるなど、ここ数年になく難しい問題だったそうです。

5.「気象実習」:金崎さん
気圧、気温、露点温度からエマグラムを書き、大気の状態をみました。

6.懇親会:「御膳屋」 8名参加
某Mさんが馬刺しを食べなかったために大変なご利益があったという貴重なお話や、
先日の大雪のときに福岡から熊本まで半日以上かかったという話などなど
盛り上がりました。動物は大事にしないといけないと改めて感じた1日でした。

2月例会

日時:2月8日(土)13:00〜17:00
場所:長崎市金屋町1―7 テレビ長崎(KTN)会議室
出席者:17名(長崎12,福岡2,熊本1,山口1,東京1)
気象講座の生徒さんも参加されました。

1 「テレビ局見学」
テレビ長崎の見学をカメラマンの黒田さんに案内していただきました。
地元の人に馴染みの番組のスタジオで出演者気分になったり、お天気カメラを動かしてみたり、大変貴重な体験ができました。

2 「イワシの漁獲量変動に及ぼすいくつかの要因」:清水さん
イワシの漁獲量には急激な変動があり、この要因はまだ解明されていませんが、
現在考えられている5つのモデルを紹介していただきました。
2020年代ごろにはイワシが再び大漁にとれるかもしれないとのことでした。

3 「インターネットを利用しての気象情報の取得方法」:松嶋さん
佐世保市役所助役の松嶋さんから予報士の資格を取得したきっかけや、
気象情報の収集・利用マニュアルを作成した経緯、土砂災害警戒情報など
最近の関心事、週末の天気情報を流している職場での活動など話して頂きました。
大変興味深いお話でした。

4 「船のスピードの測り方」:脇坂さん
船の速度はGPSで測るそうです。今でこそ簡単に計れますが、
以前は陸上にあるポストを目印に測ったり、
ロープを海中に投げ入れその結び目の数で測ったりしていたそうです。

5 「気象実習」:金崎さん
850hPa高層実況プロット図に等高度線を引く問題。
いつものことですが上手くかけません。
エイやと引ける感性を身につけたいものです。

懇親会:居酒屋『昌』12名参加
清水さんの発表テーマであるイワシの減少の原因と指摘されている?鯨料理が出ました。
小学校の給食以来久しぶり、しかも初めてクジラの刺身を食べました。

3月例会

日時:3月1日13:00〜17:00
場所:九州大学ベンチャービジネスラボラトリー(VBL)
参加者:6名(福岡3,長崎1,山口1,東京1)
  航空管制トラブルの中、東京から吉田さんが来られました。

1「気象予報士試験予想問題」:荒山さん
赤外画像、相当温位、高層天気図から前線の位置を予想する問題。

2「気象分析」:石丸
衛星画像、地上・高層天気図などから翌日の天気を「晴れのちくもり、最高気温13℃、
最低気温6℃」と予想。結果は「晴れ、最高16.4℃、最低6.4℃(福岡)」でした。

3「予報及び注意報・警報の細分区域の変更およびさくら開花予想の発表回数の変更
について」:弘中さん
平成15年3月3日から気象庁の発表する細分区域が増加し、356区域になります。
また、さくらの開花予想が隔週から毎週に変更され、各地域毎に3回発表されます。

4「センター試験『地学』の問題紹介」:石丸
前回、家永さんに地学TBの紹介をしていただきましたが、今回は地学TAの問題を
全員で解きました。みなさんスラスラと解けたようです(^^)。

5「数値予報モデルの話」:吉田さん
メソスケールの現象に対して、現在数値予報に使われているモデルの話と、
熱雷の予報可能性について非静力学モデルを用いた手法とその問題点について
紹介していただきました。

6「土壌雨量指数の話」:金崎さん
崖崩れや地滑りなどの危険度を表す指数で、ただ単に直近の降水量のみでなく、
もっと前からの情報も加味された指数です。履歴順位を考慮することで効果的な
運用ができるそうです。

懇親会:「ソウルトゥソウル」6名参加
ソウル焼きが辛くて美味しかったです。
そのうち東京で西部支部の例会を開催しようかという話がでました。


4月例会

日時:4月19日(土)13:00〜16:30
場所:九州大学ベンチャービジネスラボラトリー(VBL)
参加者:10名

内容:
「気象予報士試験予想問題」:荒山さん
寒冷過の問題。強い上昇気流の生じる要因を述べる。

「気象分析」:向吉さん
翌日の天気を「西よりの風、雨。夜遅くあがる。最高気温23℃、
最低気温16℃」と予想。結果は「北北西から西の風、雨時々曇(昼)、
曇(夜)。最高17.7℃、最低14.6℃」(福岡)でした。思った以上に気温が
上がりませんでした。

「鹿児島豪雨と地方自治体の防災体制の課題」:松嶋さん
平成5年8月豪雨と命名された鹿児島災害の様子を、災害現場の
写真および自分で作られた資料とともに話していただきました。また、
自治体の防災体制の問題点、今後の取り組みについて土砂災害警
戒情報に関する検討委員会の資料をもとに説明していただきました。

「地球温暖化とマラリア」:身吉さん
地球温暖化により熱帯感染症の増加が危惧されていますが、この点
に関してマラリアを例にとり、人類との歴史的な関わり合いを振り返り
科学的に検証されました。結果、気温が上昇したからといって必ずしも
マラリアの流行地域が拡大するということは根拠がないということでした。
ただ単に「可能性がある」とか「懸念される」などと言うことは科学では
ないと辛口のコメントをいただきました。

「気象実習」:金崎さん
地上天気図より波高を求める問題。天気図より等圧線の間隔、曲率、
吹走距離を読みとり波高計算手順表に従って波高を計算しました。

懇親会:「活魚工房八千代丸」10名参加
魚をたくさんいただきました。
近々、佐世保で開催しようということになりました。

5月例会

日時:5月10日(土)13:00〜17:00
場所:大野城まどかピア(大野城市役所となり)
参加者10名
費用:100円/人
内容:
気象予報士試験予想問題:荒山さん
現地気圧と海面補正気圧から現地の標高を求める問題。
個人的には大変好きな問題です。
観測所の標高は一般的には露場の標高で、
必ずしも気圧計おかれている場所ではないということが分かりました。

「気象分析」:向吉さん
先月に引き続き向吉さんがチャレンジ。
翌日の天気を「曇のち晴れ。最高気温23℃、最低気温14℃」と予想。
結果は「曇一時雨(昼)、晴れ一時曇(夜)。最高22.5℃、最低16.6℃」(福岡)
でした。四国沖の低気圧の影響が予想以上にありました。

「気象予報士の今後を考える委員会の答申案の説明」:園村さん
考える会委員の園村さんより最終答申の説明をしていただきました。
皆様、最終答申が郵送されているハズですから総会までに一度目を通しましょう。

「週末の天気」:松嶋さん
佐世保市役所にお勤めの松嶋さんより飛び入りで話題提供いただきました。
役所内のイントラネットで週末の天気を掲載し、好評を得ているとのことです。
天気だけでなく天気にまつわるトピックスなども流して工夫されています。

「低気圧概念モデル」:金崎さん
前線のTボーン形状化やアナフロント、カタフロントの概念モデル、
ウオームコンベアベルト、ドライイントルージョンなど説明していただきました。

「気象実習」:金崎さん
地上天気図からエマグラムを予想する問題。
エマグラム上での高気圧や前線の特徴を教えていただきました。

懇親会:「八倹伝」
9名参加。やはり観測所の標高が話題になりました。

6月例会

日時:6月21日(土)13:00〜16:30
場所:福岡市九州大学ベンチャービジネスラボラトリ
参加者9名(鹿児島から森さん、また北九州から気象予報士挑戦中の方が
1名参加されました。)
内容:
「気象予報士試験予想問題」:荒山さん
赤外画像を見て4地点のエマグラムを当てる問題。

「気象分析」:大塩さん
翌日の天気を「曇のち雨。西よりの風のち南の風」と予想。
結果は「曇時々雨(昼)、風は微風で方角が回っていました」(福岡)
翌日の天気だけでなく、先日の台風6号の話や週間予報の話もしていただきました。

「気象予報士の社会活動について」:松嶋さん
職場のイントラネットによる「週末の天気」の紹介。トピックスは降雨災害の話でし
た。
台風6号の時の防災情報の話もあり、警報を出すタイミングが大切と指摘されまし
た。
また、防災に関する関係機関との支援協力体制の紹介をしていただきました。
行政と予報士会との結びつきを深めることができるのではないか、とのことでした。

「ジェット気流を発見した人:大石氏の話」:金崎さん
ジェット気流といえばロスビーが有名ですが、実はもっと以前1920年代に佐賀県出身

大石和三郎氏が発見していたそうです。大石氏は中央気象台に入り、ドイツに留学
後、
館野の高層気象台台長になりました。高層観測を続け、ジェット気流を発見して
エスペラント語で世の中に発表しましたが、当時は誰にも振り向いてもらえなかった
ということです。

「気象実習」:金崎さん
高層断面図を作成する問題。
東経130度上の断面図を7地点のデータから作りました。
時間が足りず温位のみのプロットで終わってしまいましたが、
温位は上空に行くほど高く、また南に行くほど高いことが実感できました。

日時:6月21日(土)13:00〜16:30
場所:福岡市九州大学ベンチャービジネスラボラトリ
参加者9名(鹿児島から森さん、また北九州から気象予報士挑戦中の
方が1名参加されました。)
内容:
「気象予報士試験予想問題」:荒山さん
赤外画像を見て4地点のエマグラムを当てる問題。

「気象分析」:大塩さん
翌日の天気を「曇のち雨。西よりの風のち南の風」と予想。
結果は「曇時々雨(昼)、風は微風で方角が回っていました」(福岡)
翌日の天気だけでなく、先日の台風6号の話や週間予報の話もして
いただきました。

「気象予報士の社会活動について」:松嶋さん
職場のイントラネットによる「週末の天気」の紹介。トピックスは降雨
災害の話でした。台風6号の時の防災情報の話もあり、警報を出す
タイミングが大切と指摘されました。また、防災に関する関係機関と
の支援協力体制の紹介をしていただきました。行政と予報士会との
結びつきを深めることができるのではないか、とのことでした。

「ジェット気流を発見した人:大石氏の話」:金崎さん
ジェット気流といえばロスビーが有名ですが、実はもっと以前1920年代
に佐賀県出身の大石和三郎氏が発見していたそうです。大石氏は中央
気象台に入り、ドイツに留学後、館野の高層気象台台長になりました。
高層観測を続け、ジェット気流を発見してエスペラント語で世の中に発表
しましたが、当時は誰にも振り向いてもらえなかったということです。

「気象実習」:金崎さん
高層断面図を作成する問題。
東経130度上の断面図を7地点のデータから作りました。
時間が足りず温位のみのプロットで終わってしまいましたが、
温位は上空に行くほど高く、また南に行くほど高いことが実感できました。

懇親会:「酔灯屋天神店」
8名参加。本場鹿児島での焼酎の飲み方を教えていただきました。

7月例会

いつもは福岡近郊で開催することが多い例会を、佐世保市で開催しました。
梅雨空で、熊本、長崎で警報が発表されるなど、開催が危ぶまれたのですが、
長崎県内に在住の気象予報士会の会員が【全員】出席し、おおいに盛り上がり
ました。

日 時:7月12日(土)13:00〜16:30
場 所:アルカス佐世保(長崎県佐世保市)
参加者:15名
     長崎県内 11名  長崎県外  4名
     予報士ではありませんが佐世保市役所の女性2名と女性市議会議員
     1名の参加がありました

内 容:

@佐世保市役所の松嶋の「佐世保豪雨(2001.6.23)」
    2001年6月23日に102.5ミリ/h(第2位の記録)があり、市の
中心
    部が浸水被害を受けた事例の紹介がありました。この時の気象状況の
    説明があり、金崎さんから大雨を降らせるライン状の雲組織の生成に
    ついて追加説明がありました。

A国土交通省九州地方整備局の向吉さんの「気象分析」
    梅雨時の気象の解説がありました。翌日の佐世保の天気を「くもり時々雨。
    一時強い雨。最低気温は23℃、最高気温は29℃」と予想。結果は、
    「(午前)くもり、(午後)くもり一時雨、時々ザーと強い雨が降りました。
    気温は最低23.4℃、最高27.3℃」でした。

B九州電気保安協会の小野さん(自衛隊OB)の「海上自衛隊のインド洋派遣と天気」
    インド洋に派遣されている自衛隊艦艇の紹介がありました。海水で冷房する
    ため、海水温の高いインド洋では蒸し風呂状態になるとの説明があり、自衛
    隊の皆さんの苦労がよく分りました。

C長崎県教育センターの寺井さん(高校教師)の「学校授業と気象」
    教育関係者に対する気象教育の現状の説明がありました。運動会などの
    屋外行事を実施するかどうかの判断をする資料(降水確率と降水量予想
    から危険指数を算出し、遠足・運動会など屋外活動の種類、小中高校の別
    などを考慮して判断するものです)の説明があり、これはいろいろな職場で
    活用できると思われました。ぜひ全国のみなさんも活用していただきたいの
    で、紙面を改めて紹介したいと思います。

D気象庁の金崎さんの「気象実習」
    天気図等の資料から、明日の天気の解説文を作成する実習を行いました。
    皆さんの性格があらわれて、なかなか面白い解説文ができました。

Eアルカス佐世保の視察
    自慢のお茶室を見学しました。

*** 懇親会 ***

一次会 「さかな横丁」 16:40〜19:15
    佐世保・五島でとれた新鮮な魚を食べながら、おいしいお酒を飲みました。
    13名参加。佐世保市役所の女性2名の参加があり、盛り上がりました。
二次会 「ワインバー カーヴレザン」 19:20〜20:30
    元スチワーデス、ハウステンボスのホテルヨーロッパのソムリエだった女性
    (31)が経営するお洒落なワインバーでしばし歓談。8名参加。

8月例会

今月は、日本気象学会九州支部主催の気象教室に参加してきました。
今回は、遠く鹿児島県から4人もの参加者があり、おおいに盛り上がりました。

日時:8月30日(土)13:30〜16:30
場所:福岡市 九州大学国際交流プラザ
参加者16名(福岡県7人、鹿児島県4人、長崎県3人、
宮崎県・熊本県・山口県各1人)
内容:
「九州の大雨」福岡管区気象台 金崎厚
雨の観測単位、雨の強さの体感、九州の雨の特徴、
大雨の事例、気象台はどのように注意を呼びかけているか
「大雨のおこる仕組み」九州大学大学院 守田治
マルチセル型豪雨、メソスケール降水計の構造、地形性豪雨
地形性バンド状降水系(OBPS)
「大雨による災害」山口大学 早川誠而
災害の構造、世界で発生する主要災害、
大雨と災害、諫早豪雨と長崎豪雨、谷底平野における水害、
斜面崩壊に起因する災害、都市域の水害
「気象災害時の情報の利活用」日本気象協会 原田恒夫
ホームページによる観測データの公開と緊急メールの相乗効果
福岡市の防災ホームページ、大野城市土砂災害、水俣市土石流災害

懇親会は、講演者や学会事務局の皆さんとともに
福岡管区気象台長も参加され、11月には鹿児島で開催しようと
おおいに盛り上がりました。

9月例会

場所:福岡県大野城市中央コミュニティセンター
時間:14:30〜17:30  9人参加
懇親会:いけす大野城 8人参加
久しぶりに女性の参加で盛り上がりました。

第1部:第20回予報士試験を考える:荒山さん
最近の実技試験傾向が以前のように標準的な問題に変わってきました。
今回は実況観測を基に等圧線を引かせて天気図を作る設問も出題。
天気予報を実際に行わせる問題も定着して来たようです。

第2部:その日の分析:清水さん
実況資料と予想資料を基に福岡の天気を予想。
予想:晴れ
結果:雲は多いが晴れ
(曇りではないかとの意見もありましたが大正解でした。)

第3部:気象警報・防災情報の伝達-現状と課題:弘中
防災情報の伝達やそのあり方など問題提起して皆さんで論議しました。

第4部:ヨーロッパの気象:石丸さん
ヨーロッパの天気予報を様々な現地の新聞で紹介。
ブルガリアの雨量は1平方メートルあたり1リットルと言う表示でした。

第5部:土砂災害と気象情報:松嶋さん
地方自治体の立場から、検討が進められている「土砂災害警戒情報」の課題について紹介があり、意見交換し
ました。
てんきすとを基に様々な防災上の論点や話題を提供して頂きました。

第6部:気象話題or気象実習など:金崎さん
火星大気は地球の10分の1程度であるが、低気圧の発生が存在し、
その証拠となるデータを開示し説明して頂きました。
空気密度は小さいが風速が100m/秒以上のオーダーに達すると言う事を知らされました。

10月例会

日時:10月11日(土)13:30〜16:30
場所:九州大学ベンチャービジネスラボラトリ(VBL)
出席者:8名
内容:
◆気象予報士試験に出ない問題(山の天気):松嶋さん
  2001年度に山で遭難した人1470人、死者243人、死者の9割が
  中高年だそうです。
◆週末の天気:松嶋さん
   10月10日(金)朝、気象協会発表の予想天気図で、沖縄本島付近の
  低気圧を、11日9時は【低】、12日9時は【熱】で表示していたことから、
  温帯低気圧が熱帯低気圧に変わる現象ではないかとの紹介があり、
  意見交換をしました。11日の午後から雲の形がくずれ始めていたため、
  12日の九州北部への影響は小さいとの意見が大半でした。しかし、
  東海沖に輝度の高い対流雲が確認されたため、この方面では
  防災上注意を要するとの意見も出ました。
◆気象分析:向吉さん
  週間予報が数日前からころころ変わる難しい天気でしたが、
  翌日の予報を「くもり時々晴れ所により一時雨、最低気温19℃、
  最高気温27℃」と予想。結果は「晴れ時々くもり一時雨、
  最低気温20.9℃、最高気温30.5℃」(福岡)でした。
◆火星の話:金崎さん
  火星で天気予報をするならば、風速およびダストストームによる視程
  の予想、宇宙線の予想が必要だそうです。
◆室戸台風の話:弘中さん
  昭和の三大台風のひとつ、室戸台風で倒壊した校舎の下敷きになりながら、
  6人の児童を救って死亡した吉岡先生の話をしていただきました。
◆防災講座の話:弘中さん
  東南海・南海地震による被害想定の紹介がありました。
◆気象予報士試験予想問題:荒山さん
  南岸低気圧による降雪予想に関する非断熱過程の問題。
◆懇親会:6名出席。
  予報士を目指している方も参加され大いに盛り上がり、
  翌日まで酒が残った人もいました。

11月例会
日時:11月15日(土)13:30〜17:00
場所:九州大学ベンチャービジネスラボラトリ(VBL)
    福岡市東区箱崎6-10-1
出席者:12名(うち初参加3名)
内容:
●気象予報士試験予想問題: 荒山さん
  エマグラムの問題。
●気象分析: 大塩さん
  翌日を「朝のうち雨がのこり、のち くもり」と予想。
  結果は「はれ」(福岡)でした。
  また、落雷による建物火災の事例を紹介していただきました。
●気象予報士試験に出ない問題(海の天気):松嶋さん
  釣りの際に注意すべき気象の知識や釣り用語(まずめ、磯焼け)などの
  紹介がありました。
●活動報告(小学生を対象とした天気予報の授業):松嶋さん    
  小学生を対象とした気象教室の様子と、授業にあたっての留意点などの
  紹介がありました。
  次回、ビデオによる紹介も予定しています
●高潮の問題: 弘中さん
  過去に気象予報士試験に出た、台風時の高潮の問題を解きました。
  昔、試験場で見たような気がします・・・。
●冬の低気圧の話: 金崎さん
  低気圧の発生数がどのように変化しているのかを、
  多くの参考文献を元に解説していただきました。
●気象実習: 金崎さん
  地上天気図に等圧線をひく問題。
●映像鑑賞: 「20世紀日本の気象災害」日本気象協会作成
  過去の気象災害の映像を観ました。

●懇親会: 17:30〜20:30
  「水車」 7名参加。

12月例会
日時:12月20日(金) 13:30〜17:00
場所:アルカスSASEBO
    長崎県佐世保市三浦町2−3
内容
 @最近の活動    松嶋さん
    小学生を対象とした気象教室、建設業界を対象とした防災講演の紹介がありました。
    また、長崎湾で発生する異常潮位現象「あびき」の紹介がありました。
 A気象分析     向吉さん
    21日の佐世保の天気を、「北西の風のち西の風。晴れ。最高気温
       12℃、最低気温4℃」の小春日和と予想されました。
    早朝から晴れて風が弱かったため放射冷却が強く、「晴れ。最高
        気温10.5度、最低気温−0.4℃」でした。
    佐世保に住んでいる私(松嶋)の感想としては、観測地点がある佐
        世保の中心部は、北に標高約500mの山があり北風をさえぎり、
        また、佐世保湾が盆地のような地形になっているため冷気が溜まり
        やすく、放射冷却がきつめに出たのではないかと思います。    
Bシーボルト台風  大塩さん
    1828年に九州西部に上陸し、有明湾に高潮を発生させ、15000人以上
    の死者を出したシーボルト台風の紹介がありました。
    観測された中心気圧は900hPaで、日本を襲った史上最大の台風
    であったと考えられるとの解説がありました。 
C雲仙普賢岳の火山災害   寺井さん
    当時勤務されていた島原高校から観測した普賢岳の様子や、関係
        者の生活など、映像とともに生々しい貴重なお話を聞かせていただきました。
    時間が短かったため、続きは、また次回に紹介していただくことになりました。
D富士山登山記録   小野さん
    7月26〜27日に富士登山された時のお話を聞かせていただきました。
    頂上では、ご来光を見ることができたのですが、途中は悪天候、また、
    高山病になりかけるなど、かなり無謀な印象がありました。
    次回は、気象予報士らしく、事前の天候調査を慎重に行われるようお願いします。
Eパナマ運河   脇坂さん
    パナマ運河を航行したときの経験を基に、この運河の構造や建設当時
    の様子などの紹介がありました。
    バナマ運河が階段式に3回の昇り降りをして、20数mの山(高度差)を越えること、
    通行料がとても高いことなど、「へぇー」というお話を聞かせていただきました。
F有珠山の話   弘中さん
    有珠山の最近の様子、防災対策などを紹介していただきました。
    噴火口と温泉街が近接し、対策の難しさがよく分りました。
〇  参加者
     交通の便が良い福岡で行うよりも人が集まり、盛り上がりました。
    17名

懇親会 (一次会) 
 場 所:「雑魚屋休兵衛」
         佐世保市下京町6−15 YYビル地階(京町交番横)
  内 容:店長のご好意の「無制限飲み放題」サービスに甘えて、 佐世保の近海で
      とれたアラカブ(カサコ゜)、ベラ(キュウセン)、カワハギ、ウツボ
            など怪しい魚を食しながら、酒が進みました。
 参加者:15名
懇親会(二次会)
  日 時:12月20日(土) 20:20〜
  場 所:ワインバー「カーヴレザン」
         佐世保市島地町1−17 太陽第一ビル1階
         0956−23−9385
 内 容: 元全日空のスチワーデスでハウステンボスのホテルヨーロッパのソムリエ
            を していた32才の美女のお店で、慣れないワインを飲みました。
     一次会で飲みすぎたのか、皆、ワインは控えめでした。
 参加者:12〜13名?

 

もどる