第86回(2017/03/04)神奈川支部例会 横浜国立大学 教育人間科学部 講義棟6号館‐102

横浜国立大学気象学研究室(筆保研究室)学生発表

5人の学生の方々がそれぞれのテーマに基づき研究発表をされ、楽しい雰囲気で会員からの質問にも明るく対応されておりました。
(1)ソラ回しプロトタイプの開発(塚本さん)
偏西風観察器としてできるだけ安価に回転水槽実験装置を開発し、教材として学校で活用することを目指す。
(2)白百葉箱vs黒百葉箱(加瀬さん)
なぜ百葉箱は白色なのか?黒い百葉箱を実際に作成し、風や地面からの放射の影響等その観測結果を比較し考察。
(加瀬さんがインフルエンザのため筆保先生が発表)
(3)鬼怒川氾濫をもたらした豪雨〜もしも山がなかったら?(宮崎さん)
地形効果を検証するため、地形がフラットでも収束により多くの降水が生じることが分かった。
また、地形により、収束が加速した事も示された。
(4)日本発!台風ハザードマップ(山崎さん)
台風ハザードマップを作成し、台風の進路と風の強さとの関係を過去の事例から導き出し、防災情報として社会に実装する。
(5)台風だけじゃない!爆弾低気圧ハザードマップ(玉井さん)
台風ハザードマップを応用し、同様の考え方を爆弾低気圧に応用し、北海道のハザードマップを紹介。
(6)SORAKIDS構想〜幼児教育とボクと、時々ボイバー(奥村さん)
自ら担当している3〜5歳の幼児達がどの程度お天気の言葉を知っているのか検証結果を報告。

招待講演(東海大学大学院地球環境科学研究科中島孝教授)

1960年から始まった衛星(米国の極軌道衛星TIROSタイロス)による気象観測の歴史からお話しをスタートされ、 衛星による地球観測の画像データを紹介されながら、衛星観測手法や意義について下記4項目を中心に講演。
(1)衛星センサと軌道
(2)衛星データの活用例
(3)気候変動研究での活用例
(4)再生可能エネルギーでの活用
特に日本の静止気象衛星ひまわり8号・9号に搭載されているスーパーセンサは世界的に注目されており、 世界中の研究者がひまわり8号のデータで研究している。

会員による話題提供

(1)神奈川ハザードマップあれこれ(遠藤 会員)
海老名市防災マップを始めとして、神奈川県下の各市のハザードマップを紹介しながら、BP講座での活用等を発表。
(2)回転水槽実験装置の開発(佐藤 会員)
偏西風の蛇行実験を大型の実験装置を使わずに、机上で実験可能な携帯型の回転水槽実験装置を開発するまでの経緯等を発表。
(3)気象の神様(遠藤 会員)
気象神社について紹介。

集合写真



懇親会

横浜駅西口の居酒屋で懇親会を開催。中島教授にもご出席いただき、学生1人を含め、大賑わいで心身をリフレッシュしました。

参加者数

例会52名(懇親会35名)

トップページへ戻る