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第2回気象サイエンスカフェ北陸in富山

ポスター
気象サイエンスカフェ北陸ポスター

平成26年3月1日(土)、気象サイエンスカフェを富山市内で開催しました。
以下の通り報告いたします。

名称:第2回気象サイエンスカフェ北陸in富山/サイエンスカフェとやま第10回

日時: 平成26年3月1日(土)15:00〜16:45
場所:  カフェ「フェリーチェ」
    (富山県富山市大手町6-14 富山市民プラザ1階)
テーマ: 「台風の故郷、熱帯気象へようこそ」
話題提供者: 安永 数明 さん
       (富山大学理学部地球科学科 教授)
参加者: 34名(うち気象予報士8名、気象台5名)
     +3名(安永さんご家族)
参加費: 飲み物代 500円(コーヒーor紅茶orカフェラテ)
主催:  公益社団法人日本気象学会中部支部、一般社団法人日本気象予報士会北陸支部
      富山市科学博物館、 サイエンスカフェとやま

内容:
 今回は2011年秋(金沢)に続き北陸では第2回、富山では初の 気象サイエンスカフェ開催です。場所は富山市中心部の富山城址公園に ほど近い、最新鋭路面電車セントラムが走る大通りに面した建物1階の 喫茶店が会場でした。会場の喫茶店には前方ステージ備付のスクリーンと 天井据付プロジェクターがあり、気象サイエンスカフェにはベストの環境です。
 当日は雨模様にもかかわらず、開始前から参加者が続々と集まり、 会場は満席となりました。参加者の年齢層は30歳代から70歳代までと幅広く、 勤勉な富山市民の一端が伺えました。
 まずは話題提供者・安永さんの自己紹介から始まり、熱帯地方での気象観測の 話をはじめ、熱帯(赤道)付近と中緯度(日本)付近の違い、温帯低気圧と 熱帯低気圧の比較、熱帯での擾乱、そして熱帯気象で最も重要な MJO(Madden Julian Oscillation)へと話が進み、積乱雲の発達原理や 気象観測の苦労話、ペットボトルで雲を作る実験などを交えながら、 あっという間に予定の時間となりました。話の途中でも会場からは積極的な 多くの質問があり、参加者の関心が非常に高かったことが分かりました。 また、会場の様子はインターネットUSTREAMでも生中継され、遠方で ご覧になった方もいらっしゃるようです。

カフェ入口 開会
カフェ入口開会

本日のテーマ 会場へ問いかけ
本日のテーマ会場へ問いかけながら進行

話は本題へ 会場から質問
話は本題へ会場から質問

専門的な回答
専門的な質問へも回答

気象サイエンスカフェ終了後、中心繁華街「総曲輪」の居酒屋で 話題提供者の安永さんを囲んで「サイエンスカフェとやま」の交流会も 開催されました。有志10数名が、夜遅くまで語り合ったようです。
なお今回の気象サイエンスカフェ北陸の開催にあたり、昨年8月の企画段階から 話題提供者の富山大・安永さん、サイエンスカフェとやま、富山市科学博物館、 日本気象学会中部支部、富山地方気象台および金沢地方気象台の関係各位には 大変お世話になりました。
また、開催の広報に関して日本気象予報士会の 東海支部と西部支部、学術担当幹事にご協力を頂きました。
ここに記して深く御礼申し上げます。

(文責:平松)

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