----------------------------------------------- 一般社団法人日本気象予報士会北陸支部 第47回例会 日時: 平成25年11月16日(土)11:15〜17:30 場所: 福井工業大学あわらキャンパス     (福井県あわら市北潟213字21番地) 出席者:   福井工業大学・・・青山先生、加藤先生、中城先生、            学生1名   富山県・・・金山、四十谷、山本、松島、中川   石川県・・・中村、立花、北村、山西、松下、         私市、佐藤、山下、吉田、平松   福井県・・・池辺、北川、杉村、嶋本   奈良県・・・瀧澤   新潟県・・・天野       以上、4名+21名(順不同、敬称略) 内容: 1.レーダー施設および観測機器類の見学 11:40 福井工業大学あわらキャンパス集合、開会挨拶 11:45〜12:40 屋内外レーダー施設、観測機器類見学  あわらキャンパスには、直径10mのパラボラアンテナをはじめ、 電波干渉計、ウィンドプロファイラレーダー、気象観測器類が 設置されており、電波天文学の観測や人工衛星からのデータ受信、 局地的な気象観測が行われています。これらの施設を見学しながら、 観測の原理や手法のほか、観測にまつわる苦労話などを伺いました。 2.昼食会 12:45〜13:30 昼食会(北潟湖畔荘レストラン)  あわらキャンパスに隣接するホテルのレストランで、 北潟湖を見ながら焼魚御膳を頂き、参加者どうしの交流を深めました。 3.例会および講演会 14:00〜17:00 例会、講演会  あわらキャンパス1号館2階205講義室で、参加者 (今秋新規合格入会者2名を含む)の自己紹介の後、 先生方による講義を受講しました。 (1)電気電子情報工学科 教授 青山隆司 先生 「衛星リモートセンシングの実利用」  福井工業大学あわらキャンパスの衛星データ受信・解析システムの 紹介後、大学の研究プロジェクトである太平洋の震災瓦礫漂流の監視、 福井県スマートファーム構想、福井県のイカ釣り漁船への漁場情報提供など、 衛星リモートセンシングが身近な所で活用されている事例をご紹介下さいました。 (2)産業ビジネス学科 教授 加藤芳信 先生 「衛星リモートセンシングによる黄砂の検出と  2010年3月宮崎県口蹄疫発生の原因可能性」  衛星データ画像によってタクラマカン砂漠から日本まで飛来した黄砂を 検出した研究結果と、2010年3月に宮崎県で発生した口蹄疫の原因が黄砂 かもしれないという説を衛星画像によって検討した結果をご紹介下さいました。 (3)電気電子情報工学科 准教授 中城智之 先生 「ウィンドプロファイラレーダーによる北陸沿岸域の局地循環観測と将来展望」  午前中に見学したウィンドプロファイラレーダー(WPR)を使って観測した、 キャンパス所在地である福井平野の海陸風循環や風の局地性、強い降雨時の 観測例をご紹介下さいました。また、福井地方気象台に設置されたWINDASとの 関係でキャンパスにWPRを設置するまでの苦労話や、今後の研究に対する 展望なども伺いました。 17:00 閉会、解散 4.懇親会 17:40〜19:40 場所: 「味のよしだや しのぶ庭」(JR芦原温泉駅前) 参加者: 12名  JR芦原温泉駅前に移動して開催した懇親会には 中城先生も出席され、美味しい魚や寿司などを頂きながら、 講演会のお話の続きなどを詳しく伺いました。 以上、今回の例会における施設見学や講演会に際して、 格別のご配慮を賜った福井工業大学の関係各位に、 この場を借りて深く御礼申し上げます。                         (文責:平松) ----------------------------------------------------------------