------------------------------------------------------- 一般社団法人日本気象予報士会北陸支部 第42回例会および2012秋・案内会(福井) 日時: 平成24年11月10日(土) 13:00〜17:00 場所: フェニックス・プラザ 301号室A     (福井県福井市田原1丁目13番6号) 出席者:   富山県・・・長谷川、金山、山本   石川県・・・中村、立花、北村、小林、山西、         松下、私市、宇田、氏森、岡田、         山下、佐藤、平松   福井県・・・池辺、大沼、仲野、杉村、石谷、         高島   神奈川県・・・吉本  以上、23名(順不同、敬称略) 内容: 1.日本気象予報士会 2012秋・案内会(福井)  酒井会長のビデオメッセージ、参加者全員の自己紹介に続き、  新入会員向けに本会や有志活動団体の紹介、北陸支部の  活動紹介を行いました。 2.話題提供 (1)松下 哲夫さん(埼玉県−>石川県)  「気象業務研究委員会について」  有志活動団体「気象業務研究委員会」連絡責任者の松下さんが、  地域防災訓練への会員派遣や解析三昧例会など、  気象業務研究委員会の活動の様子を豊富な写真を使った  スライドで紹介して下さいました。 (2)池辺 豊さん(福井県) 話題2件  「福井鉄道とえちぜん鉄道の面白話」   例会会場のすぐ横を走る福井鉄道(路面電車)と、  えちぜん鉄道(専用軌道)の面白ネタの紹介でした。  福井鉄道の車両の話、福井駅前「ヒゲ線」のスイッチバック、  えちぜん鉄道の歴史(元は京福電気鉄道)、女性アテンダントの活躍、  北陸新幹線高架を利用した駅改築の話など、本会内にも数多く  生息(?)する「鉄」にとっては、充分な鉄分補給になったようです。  「剣が峰・富士山頂実験室での気象実験の顛末」   本会の気象実験クラブが今年7月20〜22日、8月2〜5日に  富士山頂といわき市や横浜とをインターネット回線で結んで  実施した気象実験について、今は富士山頂の実験室となっている  剣が峰・元測候所の内部の様子とともにお話して下さいました。  肝心の気象実験の映像は、突然のインターネット回線工事のため  中継できなかった、という顛末でした。 (3)金山 ひとみさん(富山県)  「エオリアンハープ考」   自然に吹く風によって音を鳴らす弦楽器のエオリアンハープに  ついて、ネット上にある様々な録音・動画情報の調査結果のほか、  弦を振動させるカルマン渦の発生条件をレイノルズ数で検討したり、  ご自身でお持ちのアイリッシュハープと扇風機を使ったエオリアン  ハープ再現実験で録音した実際の音などをご紹介下さいました。  さらに、例会会場へ持参した小型のアイリッシュハープで、  人気アニメのテーマ曲「いつも何度でも」など計3曲を  生演奏して下さいました。 (4)私市 喜八郎さん(石川県)  「私が体験した福井空襲・福井地震と復興再建」   福井市は、昭和20年7月19日の福井空襲で市内95%が焦土化、  昭和23年6月28日の福井地震で市内80%の家屋倒壊、その直後の  昭和23年7月25日の豪雨災害で市内60%が浸水、というように  短期間のうちに戦争と自然災害で壊滅的な被害を受けました。  しかし当時の福井市長・熊谷太三郎(熊谷組の二代目社長)の  強力なリーダーシップにより復興し、「不死鳥(フェニックス)のまち」  と呼ばれるようになりました。  福井市の隣町ご出身の私市さんが、当時の体験談とともに、  平成16年7月福井豪雨についてもコメント下さいました。 3.業務連絡事項  次の北陸支部第43回例会は、平成25年2月16日(土)に  金沢市内で開催予定です。気象台の方をお招きして講演も  計画しています。 4.懇親会 17:30〜20:30頃  場所: 「季節料理 くろ川」  参加者: 18名   築50年超と思われる木造建物の2階座敷で、  新鮮な刺身の他、解禁されたばかりの越前ガニの雌を  贅沢に使った「セイコ丼」など、福井ならではの味覚を  堪能しました。 (<− 懇親会幹事・池辺さんに感謝!)                (文責:平松) ----------------------------------------------------------