----------------------------------------------------- 一般社団法人日本気象予報士会北陸支部 第34回例会 日時: 平成23年7月2日(土) 13:00〜17:00 場所: 金沢市中央公民館彦三館 第二会議室     (石川県金沢市彦三町1丁目15番5号) 出席者:   富山県・・・藤田、長谷川、山本、松島、度会   石川県・・・中村、立花、雜山、北村、         私市、氏森、岡田、山下、         吉田、佐藤、山田、平松  以上、17名 (順不同:敬称略) 内容: 1.開会挨拶  北陸支部・前支部長の私市さん恒例となった「季節の振り返り」では、 前回の例会以降の天候経過、梅雨入り後の猛暑などについて お話がありました。 2.参加者自己紹介と近況報告  今春合格の方と初顔合わせの方もいるので、 参加者全員が簡単な自己紹介と近況報告を行いました。 3.話題提供 ・広報ビデオ(福島地方気象台) 「あなたの街に警報! その時どうする?」 先月の定時社員総会の際に東北支部さんから頂戴した防災DVDを 上映しました。このDVDをご提供下さった東北支部の皆さんに、 この場を借りて御礼申し上げます。 ・長谷川健さん(富山県) 「高岡地域の流行パターンから見た今シーズンのインフルエンザのまとめ」  富山県西部の高岡地域における過去の季節性インフルエンザの流行パターンを、 伏木アメダスの気温・湿度データに基づく雨雪判別図上にプロットした結果を 紹介して下さいました。それによると、高岡地域での季節性インフルエンザの 流行は、みぞれの到来とともに始まり約10週間でピークを迎えるのが 最も典型的なパターンであること、そして今シーズンのインフルエンザは 新型A/H1N1(2009)が季節性インフルエンザとなって残った、ということが 推察されました。 ・雜山浩秀さん(石川県) 「南鳥島での気象観測業務」  雜山さんが2008年7月から約4か月間にわたって、日本最東端の 南鳥島気象観測所で勤務した際の体験談を、島のあちらこちらを 撮影した数多くの写真や、男性しか居ない島での裏話(?)などで、 興味深く紹介して下さいました。 ・吉田勇太さん(石川県) 「震災時の東京の様子−2011年3月11日−」  東日本大震災発生時に東京で日本音響学会に出席中だった 吉田さんが、学会会場(早稲田大学)の様子や、帰宅困難者の 様子を撮影した写真を紹介して下さいました。その日の吉田さんは、 品川のホテルにたどり着くまで、道に迷ったために6時間以上 掛かったそうです。 ・藤田一さん(富山県) 「東北地方太平洋沖地震の概要−東日本大震災−」  富山地方気象台で地震・火山ご担当の藤田さんから、このたびの 東北地方太平洋沖地震について、現在までに分析された結果について お話頂きました。また、藤田さんがボランティア活動で被災地を 訪れた際の現地の様子や写真をご紹介下さいました。 (ちなみに、「東北地方太平洋沖地震」は気象庁が命名した名称、 「東日本大震災」は日本政府が命名した名称です。) 4.業務連絡事項  第2期定時社員総会(6月18日・気象庁講堂)報告、 気象庁の局地的大雨等に向けた取組(「元町プロジェクト」)の 全国展開、金沢地方気象台「お天気フェア」(8月27日)の お手伝い、および今後の予定について連絡事項を伝達しました。 次回の第35回例会は、平成23年9月10日(土)に富山県内で 開催を計画中です(詳細は後日、MLで告知)。 5.懇親会 17:30〜20:00 場所: 地魚・地酒「くろ屋」 参加者: 16名  地元の魚や地酒と一緒に、 参加者同士の近況報告などを楽しみました。                  (文責:平松) ------------------------------------------------------------------