--------------------------------------------------------- 一般社団法人日本気象予報士会北陸支部 第30回例会 日時: 平成22年9月11日(土) 13:00-17:00 場所: 金沢市中央公民館彦三館 2階・視聴覚室     (金沢市彦三町1-15-5) 出席者:    石川県・・・金沢地方気象台長・井手様          谷、雜山、北村、立花、          私市、氏森、山下、中村、平松    富山県・・・長谷川、斉藤   以上、12名(順不同:敬称略) 内容: 1.開会挨拶  北陸支部・前支部長の私市さんから、第30回の 支部例会にあたって、北陸支部のこれまでの歩み を簡単にご紹介頂きました。 2.話題提供 ・私市喜八郎さん 「あっちっちーの夏:今年の天候経過について」 今年の春から夏の天候経過を、その時々の話題と共に統計データや 天気図で振り返りました。桜の開花時期に低温で花の期間が 長かったこと、平年より遅く梅雨入りし早く梅雨明けしたこと、 そして梅雨明け後は真夏日が続き、統計開始以来の猛暑だったこと、 等々がありました。そのため春はいつまでもコタツが片づけられず、 夏はエアコンのフル稼働で、電気代が大変なことになったそうです。 参加者一人ひとりのこの夏の過ごし方についての近況報告では、 エアコンフル稼働の一方で、自宅や自室ではエアコンなしで 過ごした(耐えた?)方が意外と多かったのは印象的でした。 ・雜山浩秀さん 「南大東島よもやま話」 以前、南大東島地方気象台に勤務されていた雜山さんが、 南大東島の自然、風土、食べ物などについて紹介して 下さいました。沖縄本島から東に約360km離れたサンゴ礁の 島である南大東島では、台風による波しぶきが高さ40mに 達することもあるそうです。また、気象台の高層気象観測 (自動放球装置による気球放球)は、島を訪れた観光客の 見学スポットになっているとのことです。さらに、島の 鍾乳洞や地底湖探検の話、美味しいけれど沢山食べると 大変なこと(?)になる魚の話など、いちど南大東島に 行ってみたくなるお話をいろいろと聞かせて頂きました。 3.特別講演 「気象観測技術の進展」 講師:金沢地方気象台 台長 井手 和夫 様  井手台長さまがこれまでご担当された気象衛星業務を 中心に、気象観測技術の進展についてお話して下さいました。 特に、我が国の静止気象衛星の歴史や「ひまわり」の役割、 衛星画像の特性、次期気象衛星の機能などの他、気象衛星 打ち上げ時のエピソード、「ひまわり」命名時の裏話など、 普段は聞けない貴重なお話も伺いました。 4.業務連絡  次回の第31回例会は、平成22年11月20日(土)に 富山県内で開催します(詳細は後日、MLで告知)。 5.懇親会 17:30〜20:00 場所: 居酒屋「味楽 ゆめり」 参加者: 11名  昨年暮れにオープンしたばかりの新しい店で、 奥能登・宇出津の魚を中心とした食材や地酒を、 台長さんも交えて楽しみました。               (文責:平松) -----------------------------------------------------