--------------------------------------------------- 一般社団法人日本気象予報士会北陸支部 第29回例会 日時: 平成22年7月10日(土) 13:00-17:00 場所: 高岡市生涯学習センター 5階・研修室502     (高岡市末広町1-7) 出席者:    富山県・・・富山地方気象台長・田代様          藤田、長谷川、斉藤、平島、          鍛冶、山本、松島、中川    石川県・・・谷、雜山、北村、立花、小林、          中村、氏森、山下、平松    静岡県・・・吉本  以上、19名(順不同:敬称略) 内容: 1.開会  まず最初に、参加者全員の簡単な自己紹介と 近況報告を行いました。 2.業務連絡その1 ・平松章男 「巡回展『台風がやってきた!』について」 今夏7月17日(土)〜9月5日(日)に富山市科学博物館で 開催される巡回展「台風がやってきた!」に関して、平松が 過去に釧路で説明員を担当した様子をスライドで紹介し、 富山での巡回展説明員の仕事内容について説明しました。 3.話題提供 ・藤田一さん 「活火山・弥陀ヶ原 2009」 火山・地震の専門家である藤田さんが仕事とは別に、 昨年7月23日、9月25日、10月23日に訪れた立山・ 弥陀ヶ原、室堂周辺、地獄谷について、数多くの スライド写真で紹介して下さいました。地獄谷では 今も噴気が上がり、有毒な火山ガスの危険があるため、 亜硫酸ガスや硫化水素ガスの検知器が設置されて いること、登山道には危険を知らせる標識が設置 されていることを説明して下さいました。 ・長谷川健さん 「立山・地獄谷の火山ガス災害−診療所余話−」 大学医学部山岳部OBで、1970年代半ばの夏山診療所に 滞在経験のある長谷川さんが、当時の様子(裏話?)を 紹介して下さるとともに、1985年に登山者が地獄谷の 湯溜まりを露天風呂と間違えた火山ガス災害との 思わぬ関わりについてお話して下さいました。 前述の藤田さんが紹介した火山ガス検知器や標識は、 この災害がきっかけだと思われます。 4.特別講演 「市町村警報の発表に向けて」 講師:富山地方気象台 台長 田代憲一 様  今年5月から始まった市町村単位の予警報に ついて、市町村警報発表に至った経緯など気象業務 の動向(防災気象情報の高度化、天気予報の充実)や、 2004年の風水害多発、近年の予報作業手順の変遷など をお話し下さり、現在の市町村対象予警報作業 (防災時系列作成・修正)、次期YSS(予報支援システム) での府県予警報作業などをご紹介下さいました。 5.業務連絡その2  先月6月26日(土)に東京・気象庁で開催された 第1期定時社員総会の模様を報告しました。 (特に支部・有志活動団体紹介コーナーの様子について) また、次回の北陸支部第30回例会は 平成22年9月11日(土)に石川県内で開催します。 (詳細は後日、MLで告知) 最後に、参加者全員で集合写真を撮影をしました。 ※北陸支部紹介ポスター、集合写真は、 近日中に北陸支部ホームページへ掲載します。 6.懇親会 17:30〜20:00 場所: 居酒屋「匠家(しょうや)」 参加者: 17名 特別講演をされた田代台長様を交え、鮎料理や この店自慢のハンバーグステーキなどを肴に、 時間を忘れて気象談義をしました。 (帰りの列車に乗り遅れた方、若干名・・・誰だ?)               (文責:平松) ---------------------------------------------------