------------------------------------------------------ 日本気象予報士会北陸支部 第21回例会・懇親会 日時: 平成21年2月7日(土) 13:00-17:00 場所: とやま市民交流館・市民学習コーナー 学習室1〜3     (富山市新富町1丁目2-3 CiCビル3階) 出席者:     富山県・・・藤田、門木、長谷川、金山、           佐竹、平島、伊藤、笹倉、           山本、中川     石川県・・・由比、谷、中村、松田、           小林、宇田、氏森、北村、           平松     新潟県・・・榎本   以上、20名(順不同:敬称略) 内容: 1.開会  開会冒頭、日本気象予報士会北陸支部が昨年暮れに石川県の 民放FMラジオで紹介されたことを平松が報告しました。  引き続き、参加者全員の自己紹介兼近況報告を行いました。 2.話題提供 (1)長谷川 健さん(富山県富山市) 「『夏休み自由研究・せみの鳴き声調べ』の発展のために」 長谷川さんのお知り合いの小学2年生の女の子が、昨年夏休みの 自由研究で砺波の散居村の自宅屋敷林におけるセミの声の音量が 朝昼夕や天気・気温でどのように変化するか、dB計で調べたそうです。 その測定結果を、セミの写真や鳴き声と一緒に検討しました。 このテーマをさらに発展させるには、気象予報士として どのようなアドバイスが出来るか、皆で話し合いました。 また、セミの鳴き声と言えば・・・、ということで、 「耳鳴り」と脳疾患との関連についてのお話もありました。 (2)北村 守次さん(石川県白山市) 「気象と音楽〜クラシック音楽編(その1)」 気象とクラシック音楽との関係について、タイトルに 季節や四季(春、夏、秋、冬)、気象現象(雨、風、雷など) の含まれるもの、ジャンル別の季節・気象現象出現割合という ような視点で、分類および解説して下さいました。また実際に ヴィヴァルディ作曲合奏協奏曲集「四季」第4番「冬」 (協奏曲第4番ヘ短調)の音楽鑑賞をしました。 (3)宇田 英史さん(石川県小松市) 2件 「2008年7月に小松市で発生した突風被害の考察」 2008年7月27日14時頃、小松飛行場周辺で発生した突風被害 について、被害状況の写真やレーダー画像で考察しました。 「今冬の漏斗雲」 2008年10月下旬〜12月中旬に小松市周辺で目撃された 漏斗雲の貴重な映像(動画)を見せて頂きました。 (4)榎本 英樹さん(新潟県新潟市) 「大気循環の違いについて考えたこと−2005年12月と 2006年12月の比較」 北陸で雪が多く低温だった2005年12月と、雪が ほとんど降らず非常に暖かだった2006年12月との比較を、 気象庁ホームページから入手した資料に基づいて、 大気の波動の観点から考察して下さいました。2005年は 寒暖の周期が長く(15日周期)、2006年は寒暖の周期が 短い(4日周期)ことは分かったのですが、 その原因はまだ謎・・・、とのことです。 3.業務連絡事項 (1)支部連絡会議報告 北陸支部事務局の中村繁之さんに、平成20年11月29日 (土)に東京で開催された支部連絡会議の模様を報告して 頂きました。特に、全国各地の支部それぞれの特徴的な 活動について、詳しく報告して下さいました。 (2)今後の予定 ・3月20日(金・祝)に新潟県上越市で開催される 気象技能講習会の案内をしました。 ・次回の北陸支部第22回例会は、第4回定期総会と合わせて 平成21年4月18日(土)に金沢市で開催予定です。 (詳細は後日告知します。) 4.懇親会 : 17:00〜19:45頃 場所: 「和DINING 花みくら」 参加者: 19名  例会会場(3階)の真上(4階)にある居酒屋の 皆が入れる個室で、温かい鍋や富山の地酒などと一緒に、 昨今の気象現象に関する話を楽しみました。              (文責:平松) --------------------------------------------------------