---------------------------------------------------- 日本気象予報士会北陸支部 第10回例会(定期総会)・懇親会 日時: 平成19年4月14日(土) 13:00−17:00 場所: 金沢市中央公民館彦三館 2階・視聴覚室      (金沢市彦三町1丁目15番5号) 出席者:       富山県・・・藤田、長谷川、斉藤、笹倉、              山本、中川       石川県・・・榎本、谷、立花、小林、中村              私市、宇田、北村、平松       新潟県・・・諸岡     以上、16名(順不同:敬称略) 内容: 1.はじめに  私市・北陸支部長恒例の”北陸地方の気象経過を語る”開会挨拶に 続き、参加者全員の自己紹介(近況報告)を行いました。話題はやはり 先月25日に発生した能登半島地震の時に何をしていたかが中心でした。 2.北陸支部第2回定期総会  支部活動の基本的事項を決定する、年に一回の定期総会を開催しました。 総会議長・立花さんの議事進行のもと、事務局から提示された議案 (活動報告、決算報告および監査報告、活動計画、予算案、規約一部改正、 役員選出)がすべて可決承認されました。 なお、定期総会の議案書を北陸支部のホームページに掲載しました。 http://www.yoho.jp/shibu/hokuriku/hokuriku_past/teiki_soukai_no2.pdf 3.話題提供 (1)榎本英樹さん(金沢市) 「熱中症と気象要因に関する一考察」  熱中症に関係する気象要因として、最高気温、不快指数、 簡易WBGT指数、風冷力指数に着目して主成分分析を行い、 その第一主成分(貯熱指数と定義)得点と熱中症患者搬送数との 関係を考察した結果をお話して下さいました。主成分得点が第1位だった 8月中旬よりも、第2位だった9月中旬の方が患者数が多かったのは、 暑熱順化も関係しているのではと考えられる、とのことでした。 また、汗に関する豆知識もお話して頂きました。 (2)斉藤允さん(富山市) 「立山有料道路の積雪深と除雪方法」  立山室道やそこに通じる立山有料道路の積雪深と、輪島上空の 高層気象観測結果との関連を調査した研究結果をお話して下さいました。 また、「雪の大谷」で有名な立山有料道路の除雪方法についての お話を、豊富な現場写真や参考資料とともに解説して頂きました。 中には、普段みることのできない冬の称名滝上部の氷柱など、 誰も知らないビューポイントの珍しい写真も見せて頂きました。 立山黒部アルペンルートは4月17日開通ですので、 ぜひ足をお運び下さい、とのことでした。 4.業務連絡事項 (1)日本気象予報士会 新潟・長野・北陸支部合同企画 「蜃気楼を見に行こう+日本気象予報士会案内会(2007春)」について  5月13日(日)に富山県魚津市の魚津埋没林博物館で開催する この企画について、新潟支部からお越し下さった諸岡さんにご説明して 頂くとともに、富山在住の中川さんや藤田さんから蜃気楼に関する 写真を見せて頂いたり、観測に関するアドバイスを頂きました。  この企画の詳細と参加申込につきましては、近日中に改めて 新潟支部の諸岡さんよりご案内する予定です。 (2)今後の予定 その次の北陸支部例会は、7月7日(土)に金沢市内で開催予定です。 詳細が決まり次第、ご案内致します。 5.懇親会 17:30〜19:40  場所: 居酒屋「座・座」(金沢市安江町19-3)  金沢の例会では恒例となった場所で、北陸の新鮮な食材を 使った料理を肴に、さまざまな話題が飛び交いました。特に、 能登半島地震発生によって、いろいろな業務対応を迫られた 話が中心となりました。 ----------------------------------------------------