----------------------------------------- 日本気象予報士会北陸支部 第8回例会・懇親会 および日本気象予報士会案内会2006秋・北陸 日時: 平成18年11月18日(土) 13:00−17:00 場所: 金沢市中央公民館彦三館 第一会議室        (金沢市彦三町1丁目15番5号) 出席者: (※)印は初参加の方      富山県・・・由比、長谷川、斉藤、佐竹、山本、            小寺(※)、高柳(※)      石川県・・・榎本、谷、立花、小林、柳瀬、中村、             河合、私市、宇田、花田、二宮(※)、             北村、平松   以上、20名(順不同:敬称略) 内容: 1.北陸支部長ごあいさつ  北陸支部長の私市さんから、今年1月から11月までの北陸の 気象経過を総括するお話がありました。平成18年豪雪から始まり、 5月1日夜の雷、連続真夏日、台風、暖かい秋そして竜巻など、 今年の出来事を振り返ることができました。特に竜巻に関しては 私市さん曰く、「強風時にはヘルメット携行を。」とのことでした。 2.日本気象予報士会案内会2006秋・北陸  北陸支部事務局・中村さんの総合司会により、日本気象予報士会の 活動を紹介する案内会を実施しました。最初に参加者全員の自己紹介 (名前、住まい、気象予報士を目指したきっかけ等々)からスタートし、 日本気象予報士会の概要紹介、活動の具体的な紹介、SUGDaSSや SUGDaSS2の紹介につづいて、北陸支部の活動紹介が行われました。 会場からは法人化に関する質問や、案内パンフレットに関するコメント がありましたが、参加者には日本気象予報士会について理解して 頂けたものと思います。 3.話題提供 (1)私市喜八郎さん(小松市) 話題1:「石垣島に行ったときの機上からの積乱雲」 私市さんが2006年7月31日に高度30,000フィートの機内から 見た積乱雲(無毛積乱雲、多毛積乱雲、かなとこ雲、乳房雲など)の 写真と、そのときのレーダー画像、天気図、地上降水量のデータとを 見比べて検討しました。積乱雲を地上から見上げることはあっても、 上空から見下ろすことは滅多に無いので、貴重な写真を見せて頂きました。 話題2:「宝達山フェーン」 2006年8月15日に、北東の風にもかかわらず金沢の最高気温が 34度3分まで上がった原因について考えました。その日の天気図や 衛星画像、風向風速のアメダスデータ、石川県や富山県の気温の アメダスデータを見比べながら、参加者と意見交換しました。 金沢の北東〜北北東にある宝達山(標高637m:能登半島で最も 高い山)を越えて来る風が暑さをもたらしたとの結論です。ちなみに 富山では、北西風が宝達山をはじめとする山々を越えてくる時に 気温が上昇することがあるそうです。 (2)宇田英史さん(小松市) 「10月20日 ドップラーレーダーによる突風事例解析」 2006年10月20日午前10時30分頃、石川県志賀町福浦港で発生 した突風事例について、小松基地のドップラーレーダーで観測した エコー解析を、ドップラー画像の基礎的知識を交えながら解説して 頂きました。この突風は「竜巻」、「ダウンバースト」のどちらとも 特定はできませんが、当時の雲の動きはレーダー画像で色分け されて解析されていることが解りました。なお最後には、過去に 日本海上で見られた大きな竜巻の映像も見せて頂きました。 4.業務連絡事項 (1)地方支部連絡会議(名古屋)報告(事務局・中村さん) 10月28日に名古屋で開催された日本気象予報士会地方支部 連絡会議に出席した中村さんからの報告(有料版SUGDaSS の説明、団体保険の説明および法人化に伴う支部制度改革 に関する説明、など)がありました。 (2)北陸支部公式ホームページについて(事務局・平松) 日本気象予報士会のサーバーに、北陸支部のホームページを 開設しました。URLは、 http://www.yoho.jp/shibu/hokuriku/index.html です。(まだまだ開発途上ですが・・・。) (3)近隣支部との合同企画について(事務局・平松) 近隣支部との合同企画(イベント)の実施可能性について、 皆さんのご意見を伺いました。 (4)今後の日程 次回、第9回の例会は、来年2月17日(土)の予定です。 話題提供は榎本さん、小林さん、平松を予定しております。 なお、会場等の詳細につきましては後日、メーリングリストにて ご案内致します。 懇親会: 17:30−19:40 場所: 居酒屋「座・座」 参加者: 14名  金沢で例会が行われる時は、いつも懇親会場となるお店です。 今回は若い方が加わったこともあり、季節の料理と合わせて 気象に関するさまざまな面白い話で盛り上がりました。 --------------------------------------------