------------------------------------------------------ 日本気象予報士会北陸支部設立準備会 第4回例会・懇親会 日時: 平成18年3月25日(土) 13:00〜17:00 場所: 高岡市生涯学習センター 5階・研修室501 参加者: 富山県・・・由比、門木、長谷川、金山、山本、笹倉、中川       福井県・・・江守       石川県・・・山田、立花、河合、中村、私市、北村、平松  以上、15名(順不同:敬称略) 内容: 1.はじめに  開会挨拶(私市さん)・・・今年の冬、18豪雪、冬山遭難、、、  参加者ミニ自己紹介・・・初参加は2名 2.話題提供 (1)山田克之さん(石川県金沢市) 「カンボジアの気象業務の実情」 航空自衛隊、JWAを経て、国際協力事業団(JICA)の専門家として カンボジアの水資源気象庁職員の気象教育に当たられた山田さんの さまざまな苦労話、カンボジアの国情やカンボジア人の気質について、 体験を基にしたお話を伺いました。日本では活躍の場がない気象予報士 でも、JICAのシニアボランティアとして現地で気象教育という活躍の 場があるとのことでした。 (2)北村守次さん(石川県白山市) 「環境の側面から見た黄砂現象」 石川県の保健環境センターで大気環境関連のお仕事に携わった 北村さんが、黄砂現象の環境問題としての側面を、 大気汚染物質、砂漠化、地球温暖化、浮遊粒子状物質の 観点から、豊富な調査研究データに基づいてお話して下さいました。 黄砂の基礎知識から、LIDERによる観測、大学との共同研究、 石川県および日本海側各地の取り組み、数年前に黄砂現象が 非常に多かった原因まで、数多くのお話がありましたが、 それでもまだまだ良く分からないことが多いそうです。 (3)門木秀一さん(富山県富山市) 「平成17年雪害時の気象と送電線路設備被害状況について」 北陸の電力会社にお勤めの門木さんが、昨年12月の大雪で 倒木や着雪により送電線や送電鉄塔に大きな被害が発生した 状況を、豊富な写真スライドを示しながら説明して下さいました。 また、上空500hPa気温、着雪気温帯の降水量、風速などを 平年値と2005年の値を比較することで、被害発生メカニズム の解明について取り組んだ結果を示して下さいました。 3.連絡事項等 (1)北陸支部設立準備会の「北陸支部」化について まず平松(石川県白山市)が、地方支部とは何ぞや?という 話から、最近の日本気象予報士会の法人化の動き、 支部化のメリット・デメリットについての説明を行いました。 その後、参加者からの活発な質疑応答によって 支部化の是非について話し合い、最後に支部化の 賛否について採決を行った結果、参加者全員の賛成 によって、「北陸支部」化へ合意しました。 会場の使用終了時間を30分近く超過する議論となり ましたが、参加者全員が納得の上で、支部化への申請 を行うことになりました。 なお、役職者は  北陸支部長  私市 喜八郎さん(石川県小松市)  会計責任者  中村 繁之さん(石川県金沢市)  連絡責任者  平松 章男 (石川県白山市) の予定です。 (2)次回の例会について 次回の第5回例会・懇親会は、5月13日(土)に金沢市内で 実施する予定です。内容は、話題提供2件(予定)の他、 新入会員に対する「日本気象予報士会ミニ案内会」も実施 する予定です。 懇親会: 17:45〜20:00 場所:  炭焼山海料理「しな乃」 参加者: 10名 内容:  今日の話題提供に関連した談義、今年の桜、       「北陸支部」設立総会はどうする?、とか、、、                          (以上、文責:平松) -----------------------------------------------------