気象の理論  AZure QuickLink 詳細リンク MeteoSurf
   
天気図における気象要素の理論的解説
   Last Updated: 1997-10/19,10/22,11/06,11/25,12/16,12/20,12/29,1998-1/3
風向・風速 : 鉛直p速度 : 渦度    : 前線    : 
高度     : 気圧     : 温度    : 湿数    : 
相当温位  : エネルギー線図 気象要素とデータ源 大気の立体構造 プリミティブ方程式
     
       なお、イントロや、基礎知識
         ・はじめに 暗黙の了解事項 気象理論の中心的議題
         ・ベクトル 微積分    運動    回転   力    圧力    仕事  エネルギー
       にも目を通しておいて下さい。  さらには、問題創作計算へと進んで下さい。
       ゴールは、天気の予想を、自分の考えの筋道に沿って出来るようにすることです。


まずはこの図で、大きい所を押さえて下さい。(遊び心、NN3.0 up required) 以下の各項目は、プリミティブ方程式および天気図・立体構造図と関連付けて検討します。 いつも、大気の立体構造をイメージするようにして下さい。 そして、上層、下層をつなぐ流れにも注目して下さい。

力のバランス、その差〈力の傾度)による動き :

    風向・風速 : 大気の運動を表す。大気に正・負の回転を引き起こし、             また、湿潤大気・水蒸気、乾燥寒気を運搬して天気の変化をもたらす。             〈通常、風がなければ、天気の変化はあり得ないこととなります)     鉛直p速度 : 大気の上昇・下降運動を表す。また、大気の不安定性を表す。             天気の状況を暗示する。      渦度    :大気の速度の別の表現でもある。              大気を回転させようとする力が存在すること。             正回転、負の回転があり、それぞれ低気圧性回転、高気圧性回転を表す。     前線    : 大気の収束、発散の状況を表す。             大気の速度の別の表現でもある。               前線面を境にして異なった性質の大気塊が面接触する。             天気の変化が激しい。

エネルギー・バランス、その差(エネルギー傾度)による動き:

  大気の密度および地球の重力を仲立ちとして、エネルギー・バランスは、力のバランスに帰着する。     高度    : 大気の持つ位置エネルギーを表す。             下降気流は、運動エネルギー〈風となる)へ変換される。     気圧    : 大気の持つ潜在的な外部仕事を表す。また、高度との互換性もある。             正・負の回転は、天気の状況を暗示する。       温度    : 大気の持つエネルギーを表す。             高い気温の大気は低い気温の大気へ向かってエネルギー移動しようとする。

水蒸気の存在、雨そのものの暗示。及び、力学系へのエネルギー源 :

    湿数    : 大気に含まれる水蒸気量の見当をつける。             降水域の見当をつける。     相当温位  : 大気の保有する水蒸気のエネルギーを表す。             また、大気の不安定になる可能性を暗示する。

力、エネルギー、水蒸気のトータル・バランスの集大成 :

    エマグラム  : 大気の持つ単位質量あたりのエネルギーを表す。             エネルギー線図のうち、エマグラムは大気の状態をもっともよく表しています。             エマグラム上の種々の値を使用して、大気の色々な状態を数字として、算出出来ます。
説明の方針==> ・主な気象現象を念頭におく(適切なタイトルを付ける)。          ・漫然と説明するのでなく、数値予報モデル・天気図・図表と対応付ける。          ・気象理論の基礎(原理・原則)の寄与・適用の仕方について述べる。         ・気象の計算の適用の仕方について述べる。

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