Return Home 気象科学実験教室、一覧表 キッズの気象実験、一覧表 「気象実験クラブ」入会案内。気象実験(#60)
実験の様子を写真で紹介します。
Originated 2008-08/08 Last Updated 2008-08/30,09/30,10/24,11/10,12/25, 2009-2/02, 4/21
EXPM60 雲の高さを測る (一人で観測した事例:レーダー画像利用例、ウェブカメラ利用例) EXPM61 間欠泉を作る EXPM62 糸巻き車を作る EXPM63 UFOをとばす EXPM64 渦の下の圧力 (円筒容器、ビニールチューブ、棒、水) (回転流体下の静水圧実験) EXPM65 平板斜面上のコマの運動 (平板、コマ) EXPM66 ビー玉でビリヤード(ビー玉、割りばし、テーブル) EXPM67 紙風船 (紙風船)たたくと膨らむレトロのおもちゃ。 EXPM68 ブーメラン (コンビニ弁当の蓋+ラベル)揚力や角運動量保存の法則が背後に控えている。 EXPM69 消える雨 (ドライアイス、ビーカー、霧吹き、水)雨は落下中に蒸発し、見えなくなることがある。  | 
#603  実験装置の製作 and/or 準備
      ・地図、分度器
   ・文房具の分度器は小さいので、正確な角度を求めるため、大きな分度器を
    自作しておきます。
   ・さらに、高度(すなわち仰角)を求めるには、「確かな」鉛直あるいは水平
    を必要とします。そのための装置も自作しておくとよいでしょう。
   ・目標物への仰角を定める器具の自作例→下の写真を見てください。
      
   
#604  実験の実行と結果
      ・自宅で雲の高度と方角(この実験のときは西)を分度器で計測する(高度α=29°)
   ・1KM程度離れた地点で、雲の方角(同じく西)を分度器で計測する(高度β=13°)
   ・地図上で自宅(A点)と、もう一か所の観測点(B点)を定め、AB間の距離Lを求める(L=1200m)
   ・ABの直線は計測対象とした雲位置を含み同一直線上にあるとする。
   ・幾何学の問題です。雲の高度H=Lx(tanαxtanβ)/(tanα-tanβ) となります。
   ・小学生にとってはまだ習っていない問題ですが、演算はごく簡単です。
   ・H=1200x0.554X0.231/(0.554-0.231)≒475m となります。
      ・計算のための数表です。(角度αのときのtanαの値を求める)
α tanα  | α tanα  | 
発達中の積乱雲、仰角12°![]()  | 気象庁のレーダー画像です、距離≒60Km![]()  | 
自宅で撮影、![]()  | 羽田からの画像![]()  | 
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| ヘロンの噴水。ししおどしのA部からヘロンの噴水の A部に水が注がれ、D部から水が噴出します。  
 | ししおどし。このししおどしがカタンとなった時に、水が、 ヘロンの噴水のA部に注がれるように装置の位置関係を設定します  
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間欠泉1(全景) 
 | 間欠泉2(ししおどしが傾いたとき) 
間欠泉3(間欠的噴水)  
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糸巻き車(走行中) 
 | 糸巻き車の反対側 
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糸巻き車(吊り下げた状態です) 
 | ゆるい坂道を登る糸巻き車 >
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| 写真左、ボール紙を円盤状に切りぬく 写真右、円盤の縁を折り曲げてクッションとする。  
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写真左、容器の底面![]()  | 
写真中、回転前![]()  | 
写真右、回転中![]()  | 
左回転のコマ、左斜下方向へ動く 
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右回転のコマ、右斜下方向へ動く 
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#663  実験装置の製作 and/or 準備
      ・ビー玉、割りばし、テーブル
#664  実験の実行と結果
      ・ビー玉を3個(A、B、C)テーブルの上に離しておく。
   ・割りばしをキュー(Cue)代わりにして、1個のビー玉Aをうつ。
   ・打たれたビー玉Aはビー玉Bにあたり、ビー玉Bはビー玉Cに当たる。
#665  実験を効果的に行うための工夫、注意点等
      ・テーブルがなくても、やや大きい平たい菓子箱を使っても楽しめる。
   ・テーブルには、テーブルクロスがかかったままでもかまいません。
   ・硬い木或いは金属棒を壁として、AやBを反射させても面白い。
   ・A、B、Cの相互の位置関係を変えて、当たる角度をさまざまに変えてみよう。
    (ビー玉A、B、Cを直線上にならべて打ったり、壁に当ててクッションとしてみよう。)
   ・ビー玉の数を4〜5個に増やして、遊んでみよう。
#666  実験の解説 and/or 関連実験
      ・運動量の保存の法則を実感します。
   ・一つの物体の運動が、他の物体の運動を引き起こし、そこに新たな運動が生じ、
    以降、運動が連鎖反応的に伝達されます。
   ・1個のビー玉が同時的に2個のビー玉に当たれば、運動が分割されることになります。
   ・そして、運動は次第に減衰していくことにも気づくでしょう。
#667 【追加実験、考察等】
      ・よくある実験ですが、ビー玉を2つ以上、同じ長さの糸で吊るして、カチカチ言わせてもよいでしょう。
   ・物体(たとえばボール、たとえば石)を打ったり、蹴ったり、投げたりすると、その物体は運動します。
    運動には、その運動の源泉となっている力や運動が存在します。mgであり、mvです。
   ・この実験では物体が「直線運動」すること、させられることを見ることができます。
    この直線運動から、「回転運動」を引き出すことは可能でしょうか。
    そのための条件は何でしょうか。→運動の方向を変えてやる必要がありますね。
   ・こういう問題意識をもつと、話は速度(v)とか加速度(g)と言う運動の本質に迫っていきます。
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紙風船、たたく前のへこんだ状態。![]()  | 
紙風船、たたいて丸く膨らんだ状態。![]()  | 
| ブーメラン、コンビニ弁当の蓋を利用した。 1辺 9cm、これでも投げると手元に戻ってきた。 ![]()  | 
ブーメラン。 空中にある。 ![]()  | 
ブーメラン、100円ショップで購入した。全長 37cm。河川敷で投げたがうまく戻ってこなかった。 ![]()  | 
ブーメランを机の端に置き、翼端を割りばしで弾く。![]()  | 
ブーメランを指先に載せて、他方の手の指で翼端を弾く。![]()  | 
ドライアイスの煙。空気中で蒸発し、消えていく。 
 | 霧吹きでできた水滴。空気中で蒸発し、消えていく。 
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   ・話題は、少々異なるかも知れないが、水を一旦蒸発させ、次に凝結させ純水を作り出す、と言うことも可能です。
    これは、洋上や砂漠で、飲み水を作る方法として知られています。
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