気象技能講習会 専門課程第4回 開催案内
 

各位

 気象技能講習会専門課程第4回を、下記のとおり開講します。

 専門課程は、より高度な予報技能の修得を目指す気象予報士各位を応援すべく開講するものです。
気象予報士の資格を活かして現に職場で活躍している人々(以下「就業気象予報士」という)、あるいは、就業気象予報士となることを目指している人々に、日々の職場で予報や予報解説文を作成するなどの際に必要となる実践的技能を研鑽していただくことを主たる目的としています。

 講師として、最新の気象情報処理技術や現場レベルでの気象技能などに関して豊富な経験をもつ専門家を招き、専門的な講義を行うほか、実習を通して技能体験できる場とします。
また、年3回程度、新たなテーマで開講する予定です。受講者の皆様のご意見やご希望を反映しつつ、逐次改善を図ってまいりますので、各位の積極的なご協力をよろしくお願いします。

    2013年1月3日

一般社団法人日本気象予報士会
気象技能講習会運営委員会


                      記

         気象技能講習会専門課程第4回受講案内

【テーマ】
 『激しい積雲対流活動 ― その仕組みと仕掛け』


【講習要旨】
 講義120分程度、実習60分程度

(1)「米国静止気象衛星GOESが平均2分間隔で撮影(ラピッドスキャン)した364フレームの可視画像」と「エマグラム」を用い、フロリダ半島での気団性雷雨を対象として、以下の要領で激しい積雲対流活動を分析する。

@「積乱雲の一生」の各段階を可視画像で見分ける。
A午後の地面加熱の影響を「朝のゾンデ観測で得たエマグラム」に仮想的に反映させ、大気成層の不安定化を推定する。さらに、積雲対流がその一生の後半で作る出す冷気の温度を見積もる。その見積もりをもとにガストフロントの移動速度を推定する。
B海(湖)風前線・水平ロール対流・ガストフロントの挙動、ならびにそれらの相互作用を可視画像で特定し(実習)、激しい積雲対流を発生させる仕掛け(持ち上げメカニズム)を明らかにする。

(2)激しい積雲対流活動と一体不可分なガストフロントとダウンバーストについては、その発生メカニズムや事例を解説して理解を深める。


【講師】
 大野久雄先生
 <(株)応用気象エンジニアリング顧問 理学博士 専門はメソスケール>

略歴 :1972年東京教育大学理学部物理学科卒業。1976年同大学院博士課程退学、気象庁入庁。予報部電子計算室(現数値予報課)、気象研究所室長などの後、1999年気象大学校教授、2002年気象研究所気象衛星・観測システム研究部長、2005年高松地方気象台長、2007年東京航空地方気象台長、2008年高層気象台長。2009年気象庁定年退職、同年現職。比国航空管制システムの近代化事業に「応」社から参加。

著書 :「雷雨とメソ気象」(2001東京堂出版)、 分担執筆「気象科学辞典」(1998東京書籍)、翻訳「オックスフォード気象辞典」(2005朝倉書店)、「誰でもできる気象・大気環境の調査と研究」(2005オーム社)、このほか、ダウンバースト、竜巻、雷雨、熱帯低気圧等に関する研究論文・技術報告等多数。


【開催場所・日時・定員】

関東地区
 日 時 :2013年2月2日(土)午後
 会 場 :気象庁講堂
      (東京都千代田区大手町1-3-4 気象庁本庁2階)
      http://www.jma.go.jp/jma/kishou/intro/map.html
 定 員 :80名

東海地区
 日 時 :2013年3月16日(土)午後
 会 場 :つながれっと名古屋特別セミナールームA・B
      (愛知県名古屋市中央区千代田5丁目18-24)
      http://www.tsunagalet.city.nagoya.jp/access/index.html
 定 員 :60名

関西地区
 日 時 :2013年3月23日(土)午後
 会 場 :大阪市立生涯学習センター第2研修室
      (大阪市北区梅田1-2-2-500 大阪駅前第2ビル6階)
      http://www.osakademanabu.com/umeda/index.html
 定 員 :50名


【プログラム】 (開場・受付開始13:05〜)
 開 講 13:20
 行 事 13:20〜13:30 挨拶、講師紹介等
 講 義 13:30〜16:40 (実習及び休憩を含む)
 その他 16:40〜16:50 アンケート調査、連絡等


【受講料】
 会 員 :5,000円 (講義ノート代金及び実習資料代金を含む)
 非会員 :8,000円 (講義ノート代金及び実習資料代金を含む)


【応募方法】
・関東地区会場については、ただいま受け付け中です。
・東海地区および関西地区会場については、別途、開催日の概ね1か月に、本会webサイト及び、common-MLにより案内しますので、そのときまでお待ちください。
・本会会員は、会員情報管理ページ ( https://center.camj.jp/ )からお申し込み下さい。
   ※会員情報管理ページの操作方法が分からない場合は、
    日本気象予報士会事務局 jimu@yoho.jp までお問い合わせ下さい
・非会員の方は、まずはメールで、jimu@yoho.jp 宛にお問い合わせください。
・いずれの会場についても、開催日の10日前までにお申し込みください。ただし、定員に達し次第締め切りますのでご注意ください。


【講義ノートについて】
 本講習専用の講義ノート『激しい積雲対流活動 ― その仕組みと仕掛け』(本文28ページ)を作成しました。このノートは、当日会場で配布しますが、受講をお申し込みいただいた方は、後日ご案内するサイトから事前にダウンロードし、予習することが可能です。
 ただし、ダウンロードは、1月半ば頃に可能となる見込みです。それ以前にお申し込みいただいた方には、別途ご案内するまでお待ちいただきたく、ご了承のほどをお願いします。


【受講料・テキスト代金のお支払いについて】
 受講料等は、お申し込み後、個別にご案内する振込先口座に事前振込していただきます。


【その他のお問い合わせ先】
 jimu@yoho.jp (電話でのお問い合わせには応じることができません。)


【参考】
 講義ノート目次

 『激しい積雲対流活動 ― その仕組みと仕掛け』
  はじめに
  1.積乱雲の一生
  2.エマグラムを用いた診断と先読み
  3.激しい積雲対流の発生への仕掛け ―(持ち上げメカニズム)
  4.フロリダ半島での「持ち上げメカニズム」を可視画像から特定する(実習)
  5.ガストフロント
  6.ダウンバースト
  おわりに


以上