第1回気象技能講習会専門課程【関西地区】募集開始
 
「第1回気象技能講習会専門課程【関西地区】」の開催案内

会員各位

 日本気象予報士会では、今年度から「気象技能講習会専門課程」を開講いたしました。

 この課程は、気象予報士の資格を活かして現に職場で活躍している人々(以下「就業気象予報士」という)、あるいは、就業気象予報士となることを目指している人々に、日々の職場で予報や予報解説文を作成するなどの際に必要となる実践的技能を研鑽していただくことを目的としています。

 講師として、最新の気象情報処理技術や現場レベルでの気象技能などに関して豊富な経験をもつ専門家を招き、専門的な講義を行うのみならず、実習を通して技能体験できる場とします。

 この課程は、これまで東京地区で
◆第1回:天気予報ガイダンスの理論と活用
◆第2回:ナウキャストの概要とその利用
 をテーマに開講してまいりました。
 いずれの講座も好評を博し、関西地区での開講へ準備を進めてまいりました。
 準備が整い、開催の運びとなりましたので、下記のとおりご案内いたします。

 受講者の皆様のご意見やご希望を反映しつつ、逐次改善を図ってまいりますので、各位の積極的なご協力をよろしくお願いいたします。

2011年11月19日

一般社団法人日本気象予報士会
気象技能講習会運営委員会

              記

   第1回気象技能講習会専門課程【関西地区】受講案内

【テーマ】 「天気予報ガイダンスの理論と活用」

【講習要旨】
 現在の数値予報の精度は、大規模場の予想については全面的に依存できる段階にきている。
 しかし、中小規模現象の予測精度は十分ではなく、我々が行う予報に数値予報結果をそのまま利用することはできない。
 気象庁天気予報ガイダンスは、精度の高い天気への翻訳作業を効率的、かつ迅速に行うことを目的として開発されており、今や気象予報には不可欠となっている。
 予報精度の向上を図るためには、現段階の予報技術水準を的確に把握し、活用することが予報者に求められる。

 本講座では、気象業務支援センターを通じて民間気象事業者等にも配信されている気象庁天気予報ガイダンスのうち、降水量、気温、風、天気などのガイダンスについて、その作成手法、精度、利用する際の留意事項などを解説すると共に、これらのガイダンスを用いた気象予報実習を行う。

【講師】 阪本孝廣 1949年生
略歴 気象大学校卒。

第16次、第21次南極地域観測隊員として越冬。

気象庁予報課予報官、気象衛星センターデータ処理課長、高松地方気象台予報課長、札幌管区気象台予報課長、南大東島地方気象台長、石垣島地方気象台長、津地方気象台長などを歴任。

現在、(財)日本気象協会予報センター勤務。

著書:「身近な気象の事典」((株)東京堂出版から刊行予定)共著


【開催日時・場所】
日 時:2012年1月7日(土)13:00〜16:30
会 場:大阪市立生涯学習センター 第2研修室(第2ビル6F)
(大阪市北区梅田1-2-2-500 大阪駅前第二ビル)
http://www.osakademanabu.com/umeda/index.html
 交通アクセス:
 ・地下鉄 御堂筋線・梅田/四つ橋線・西梅田/谷町線・東梅田
 ・JR 大阪駅/東西線・北新地駅
 ・私鉄 阪神電車・梅田/阪急電車・梅田

【プログラム】
(受付開始 12:50〜)
 開講 13:10
 講義 13:20〜15:20
(休憩)
 実習 15:35〜16:20
 その他 16:20〜16:30

【対象者】
就業気象予報士および就業気象予報士となることを目指している気象予報士

【定員】
40名
(定員に達しましたら締め切ります)

【受講料】
3,000円

【応募方法】
会員情報管理ページ (https://center.camj.jp/)よりお申し込み下さい。
会員情報管理ページの操作方法が分からない場合は、center@yoho.jpまでお問い合わせ下さい。

【講義ノートについて】
 事前にこちらからご案内するサイトよりダウンロードし、各自プリントアウト頂くか、または、当日講義ノート現物をお渡しします。
 会場での現物お渡しの場合、1部 800円がかかります。
 ※講義ノートを現物購入選択された場合でも、ご案内のサイトよりダウンロードすることが可能です

【受講料・テキスト代金のお支払いについて】
 お申込みいただいた方には、事務センターよりメールにてご連絡いたします。
 受講料等は、メール本文記載の振込先口座へ事前振込となります。

【その他のお問い合わせ先】
center@yoho.jp
(電話でのお問い合わせには応じることができません。)


【参考】

 講義ノート『天気予報ガイダンスの理論と活用』目次

1.ガイダンスを取り巻く世界
 1.1 予報技術の世代
 1.2 三位一体
 1.3 数値予報モデルの予報精度
 1.4 数値予報モデルのスケールとじょう乱のスケール

2.ガイダンスとは何か
 2.1 天気への翻訳
 2.2 ガイダンスの概念
 2.3 ガイダンスの一般的考え方

3.ガイダンスの目的
 3.1 ガイダンスの目的
 3.2 誤差の修正

4.ガイダンスの基礎知識
 4.1 回帰分析
  4.1.1 線形重回帰分析
  4.1.2 線形重回帰分析の注意点
 4.2 MOS方式とPPM方式
 4.3 カルマンフィルター(Kalman Filter)
  4.3.1 KLM方式の基本方程式
  4.3.2 回帰係数Ciの最適化の手順
  4.3.3 KLM方式によるガイダンス例
  4.3.4 係数の変化速度
 4.4 ニューラルネットワーク(Neural Network)
  4.4.1 ニューラルネットワークの手法
  4.4.2 ニューラルネットワークの気象予測への応用
  4.4.3 シグモイド関数
  4.4.4 NRN方式の例
  4.4.5 NRN方式の学習手順
 4.5 ガイダンス作成手法の特徴
 4.6 頻度バイアス補正
 4.7 ロジスティック回帰
  4.7.1 ロジスティック回帰による発雷確率計算

5. 統計的検証で用いる指標
 5.1 分割表
 5.2 バイアススコア(BI、Bias Score、Frequency Bias)
 5.3 スレットスコア(TS、Threat Score、Critical Success Index)
 5.4 エクイタブルスレットスコア(ETS、Equitable Threat Score)
 5.5 スキルスコア(Skill Score)
 5.6 ブライアスコア(BS、Brier Score)
 5.7 ブライアスキルスコア(BSS、Brier Skill Score)
 5.8 各指標の範囲、最良値

6. ガイダンスの作成手法
 6.1 平均降水量ガイダンス MRR
  6.1.1 平均降水量ガイダンスの作成手法
  6.1.2 平均降水量ガイダンスの評価
 6.2 最大降水量ガイダンス MAXP
  6.2.1 最大降水量ガイダンスの作成手法
  6.2.2 最大降水量ガイダンスの説明変数
  6.2.3 最大降水量ガイダンスの検証
  6.2.4 最大降水量ガイダンスの層別化
  6.2.5 最大降水量ガイダンスの評価
 6.3 降水確率ガイダンス PoP
  6.3.1 降水確率ガイダンスの作成手法
  6.3.2 降水確率ガイダンスの検証
 6.4 降水種別ガイダンス PTYP
  6.4.1 降水種別ガイダンスの判別方法
  6.4.2 降水種別ガイダンスの作成手法
  6.4.3 降水種別ガイダンスの検証
  6.4.4 雪水比ガイダンス
 6.5 最大降雪量ガイダンス MAXS
  6.5.1 最大降雪量ガイダンスの作成手法
  6.5.2 最大降雪量ガイダンスの検証
  6.5.3 最大降雪量ガイダンスの事例検証(強い冬型の気圧配置による大雪事例)
  6.5.4 最大降雪量ガイダンスの事例検証(南岸低気圧の事例)
 6.6 気温ガイダンス
  6.6.1 気温ガイダンスの説明変数
  6.6.2 気温ガイダンスの予測精度
 6.7 風ガイダンス
  6.7.1 風ガイダンスの作成手法
  6.7.2 風ガイダンスの検証
 6.8 天気ガイダン
  6.8.1 日照率ガイダンス
  6.8.2 晴れ曇り判別
  6.8.3 雨雪判別

7. 天気予報ガイダンスの活用
 7.1 天気予報ガイダンスの活用
 7.2 数値予報利用の留意点
 7.3 ガイダンス利用の留意点

8. 謝辞 参考文献

以上